このレビューはネタバレを含みます
▶︎2024年:428本目
▶︎視聴:1回目
記録としてのドキュメンタリー(真)。
現実的ではなく、現実をただ映し出してた。
やっぱ人体を直視するには若干のおそれは感じてしまったんだけど、医者とかの医療従事者にならないと絶対見れんやん?っていう人の身体の内部を見れたっていうのが、人生で初めての体験だった。生じゃないからこその按配さ...
また観たいとは思わないけど、確実に観れたのはよかったって思ってる。
最後のほうの、絵を映す、という撮り方をみて、斬新で、映像という記録の媒体をうまく活かしている作品だと思った(個人的好み相まってる感想)。
手術や患者の撮影は、ほんと記録的なもので意図的な撮り方というより、本能的な撮影なのかなって思うけど、最後のはおそらく明らかに加工気味で撮りたいもの撮ってる映像で、現実(医療・科学・ドキュメント)との対比っぽくてよかった。最初のほうでずっと喋って「死と向き合うと、毎日楽しく生きようと思える」みたいなことを言ってた医療従事者?の方(々)の心と繋がるエンディング映像。ほんとに最後の最後の、写真を撮るんじゃないか?というくらいに思わされた、マスクのおっちゃん×エキゾチックなウォールアートのカオスなシーンが絶妙。すきやわー、あの絵面笑
映像ってやっぱいいなーって!
これ観て、映画って良くも悪くも自分の理性コントロールに影響してるなーって思った。
p.s. この映画を劇場で観てる“鑑賞者とスクリーン”という画は、たぶんシュールでしかない。笑