ペンギン侍

赤と白とロイヤルブルーのペンギン侍のレビュー・感想・評価

赤と白とロイヤルブルー(2023年製作の映画)
4.0
最高すぎ。ありがとうでしかない。ラブコメの最大の壁は「マイ・エレメント」の火の水かな〜と考えていたが、それを超えるレベルのアメリカ大統領の息子とイギリス王室の王子という最強設定。惹かれ合う姿も、遠ざける姿も、それぞれが背負っているものも全て、体験したことないのにリアルに見えたのは脚本や演出が巧みだからだと思う。

一番感動したのは、アレックスがアメリカ大統領のママにカミングアウトするシーンで、息子の告白を母は「ピザをとって」と即他の仕事をやめて彼によりそい、「愛してる」とストレートに伝えるのその様が、本当に人類愛というかみんなこうであってほしい…と思ってしまった。
レインボーフラッグを持って、イギリス王室前に集まった人々のシーンも泣いてしまった。マイノリティの作品で、ハッピーエンド。誰も傷つかない、すばらしい作品。
ペンギン侍

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