パーティで知り合って仲良くなった男「少女をレイプしたことがある」と告白されるお話
マンブルコアのスタイルを確立させたと言われている作品。超低予算で撮影は手持ちカメラで行われ、映画の殆どが登場人物の会話で占められており全て身近なロケーションだけで撮影が済まされる、そのような低予算映画の作品群はマンブルコア映画と言われているのだが、本作はそのスタイルを確立させた映画...らしい。
序盤は少年少女同士の猥談ばかりが続き非常に退屈なのだが、中盤のレイプ告白場面からようやく物語らしい物語が見え始めてくる。そもそもマンブルコア映画の特性上物語自体設定されていないことが多いらしいから、本作はしっかりと物語を設定している珍しいマンブルコアではあるのだが...これはちょっと...
海外のレビューで「デリケートな話題を扱う上での覚悟が足りていない」と言われていたが、まさにその通りの物語で少しグロテスクに思えてしまった。「性経験の自慢」という有害な男らしさの自己反省と脱却を描こうとしている(？)物語ではあると思うんだけど、それにしてはそれらの自己反省が全く活かされていないように見えたし、同情を誘うような作りにしているのは(創作物とは言え)少々危なくない？と思ってしまった。
ただ単に自分の読解力不足が原因なのかもしれないが、う〜〜んこれは...
