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さよなら ほやマンのpenのレビュー・感想・評価

さよなら ほやマン(2023年製作の映画)
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外界からやってくる美晴の髪色が青で、ほやは青い海からやって来て、主人公たちの心の中には海に対する想いがあり…と、海が作品全体の要素として震災についての物語とリンクしていた。
両親が行ってしまった向こう側とアキラのいるこちら側の境界線が曖昧になる場所としての海。空が印象的な作品で見かけた手法だったののを海で描くのが個人的には新鮮で、それ含みで終盤に目を奪われた。
登場人物たちの感情の起伏について行けたのが好印象のポイントな気がする。各人がそれぞれ悩んだり考えたりしている背景を感じさせるというか。役割として在る人物がいない。役者陣が良いからだろう。
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