トランスジェンダー女性とセックスワーク。

セックスワーカーはいつの時代も、もちろん今も構造的な差別にさらされており、それはフェミニズムの文脈でもしばしば行われる。
例えば、望まない形でセックスワークを行う人をなくしたい、というのは警備員とか現場作業員とか事務職等に関しても適用されるのだろうか。されない。何故ならそういった言説はセックスワーク自体を労働として認めていないから。
もちろん暴力は論外なんだけど、だったらセックスワークを公的に労働として認めれば労働に関する法も適応されるわけで、ましてや買春禁止法なんて、ロマンチック・ラブ以外の恋愛を認めないただの保守じゃん。

同性愛とトランスジェンダーが一緒くたに扱われてたり、治安維持の名目でストロールのワーカー達が刑務所に送られるとか、再開発で白人文化の街に塗り替える……偏見が差別に繋がり、差別が迫害に繋がり、権力者は何かを守るためという名目で少数者を弾圧する。

セックスワークイズワーク。この国の、そして全世界のスタンダードにしないといけない。

NYのトランス女性たちの1970〜現在までを紹介するドキュメンタリー。

当事者が監督で、現在活動家や支援団体で活躍するトランス女性たちにインタビューする形式。

1980年代NYの一区画がトランス女性のセックスワークエリアになってたことも、ジュリアーノ市長がNYを高級化してそのコミュニティが一掃されたことも知らなかったので勉強になった

特に、アクティビストの先駆者シルヴィア・リベラという人がカッコよくて深掘りしてみようと思った♩

(dd25 #3)

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