このレビューはネタバレを含みます
最初ちょっとダラダラしてるかなと思ったけど、後半から一気に動いたな。
もう少し人質側や犯人側の視点も欲しかったな、と思ったけど、警察側からだけなのもそれはそれで新鮮。
突入直後、上層部が呑気にみかん食べながら談笑してて「おいおい」と思いつつこんなもんだよね、現場とそうでない人たちとじゃ熱が違うよね。
私は実際の事件をそこまで知らないから、思いの外突入時に被害者が出てて驚いた。
映画だからかしら。
鉄球バーンやって皆ドドドっと突入してビャビャッと犯人確保かと思ってたけどそうじゃなかったんですね。
我々民間人は表面の報道ばかり見てあれこれ言うし後日あれこれ批評するけど、現場はそれどころじゃないし部外者は黙っておくべきだ。
「どいつもこいつも指揮官ぶりやがって」みたいな台詞がひどく納得した。
とは言え、何人かほんと好き勝手言ったり動いたりしてて勘弁してくれという感じでした。
特に、派閥やらメンツやらプライドやらがあると。
リーダーシップをとることの難しさを実感。
あさま山荘事件について本やら何やらで知りたくなったな。