1972年2月19日、長野県軽井沢のあさま山荘に連合赤軍の5人が、管理人の妻を人質に取って立てこもった。長野県警だけでは対処できないと判断した後藤田正晴警視庁長官は佐々淳行に現場指揮を命じた。人質は生きたまま救出、犯人は全員生け捕りなど、いくつかの条件をだした。だが現場では警視庁と長野県警との間で対立が起きてしまう、、、。
思ってた以上に衝撃が残る。
交渉や知り合いの説得に応じず、警察相手に発砲する犯人。当局も対応に困り、意見の対立に荒々しく反論する関係者。そしてその対立には県警としての名誉があった。
迅速な救出とプライドが混じる事件。心身がかなり滅入る事を容易に想像させてくれます。そして鉄球を使った救出劇は手に汗握るハラハラ。
結果は分かってもこの後どうすんだろうとハラハラさせる演出に感動。テンポの速い会話劇も魅力的でした。