とんき

突入せよ!「あさま山荘」事件のとんきのレビュー・感想・評価

4.9
私的に映画を語る上で欠かす事の出来ない作品。

一番最初に観たのは小学生の時で地上波。
凄い話だなと思ったら後日実話だと知って更に度肝を抜かれたのを覚えている。当時の文献をネットで夢中で読み漁り、日本赤軍の事や、当時の時代背景を知る。
それを知った上で観ると、更に楽しめる。

「おいおい何やってんだよ!」と思うシーンの連続はノンフィクションならではのリアリティ。
作戦決行に向けた独特の緊迫感は秀逸で、何度観ても食い入るように観てしまう。
犯人視点が全く描写されていないが、理由が分からない正体不明故の不気味さというか、そこがよりこの作品に臨場感を与えている。
今、平和な日本に住んで居られるのは、当時傷付き闘い、あるいは殉職された方々の功績であり、それを後世に伝える素晴らしい映画と思います。

ちなみに、生中継にて、極寒の地で見張りの警察の方々がすするカップラーメンが美味しそうで、カップヌードルがヒットするきっかけになったのは有名な話。

犯人視点に興味がある諸賢は、「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」を観るべし。但し、グロ注意⚠️
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