チベタンマスティフ

突入せよ!「あさま山荘」事件のチベタンマスティフのレビュー・感想・評価

2.0
なぜ連合赤軍があさま山荘で鉄球攻撃に合うはめになってしまったのか、その経緯を知りたい方はこちらではなく若松監督の『実録あさま山荘への道程』をオススメします。

総括と自己批判の下に理不尽に集団リンチが行われ、兄弟同士で殺しあい、妊婦までも対象になりました。犠牲は12名にのぼります。
描写がかなりエグいですが再現率はほぼ100%だそうです。『突入せよ!あさま山荘』と比べて有名な俳優は殆ど出ていません。佐野史郎(ちょい役)、坂井真紀、奥貫薫、無名の頃の井浦新ぐらい。あとはほぼ舞台役者で固められています。

一方こちらの『突入せよ!あさま山荘』は長野県警と警視庁の対立にスポットが当てられた作品で指揮権を巡っては踊る大捜査線みたいなドタバタ劇に近い。連合赤軍のほうは鉄球攻撃でやられる要員でほぼショッカー扱い。

期待しましたが思ってたのと全く別物でした。