Dam Sharksは2016年のテレビ映画で、監督はコンデリック兄弟、主演はジェイソン・ロンドン、ジェシカ・ブラックモア、ロバート・クレイグヘッド、マット・マーサーです。この作品は、2つの視点で描かれ、1つは水位調査中に人間の体を使ってダムが作られてるのを発見した森林警備隊員のケイトと地元の猟師カールがサメ退治とダム破壊を試みる話と、2つ目は川近くでリトリートを楽しむテック企業の従業員たちが、サメと立ち向かい合う様子を描いています。この2つの視点が交互に登場するので、テンポが良く、コメディタッチなので楽しめます。
全体的に見ると、まあまあ面白かったです。人間の死体を使ってダムを作るという独特の発想が新鮮でした。しかし、その設定のために、通常以上に死体が画面に出てくるので、それなりにグロテスクな印象を受けました。でも、全編がコメディタッチで描かれているので、視聴中にはそれほど苦にはならなかったですね。所々ジョーズやディープブルーのオマージュもあり楽しめました。例えば登場人物の一人ステラは、アーチェリーの達人。彼女がサメに向かって矢を放つ時のセリフ「Smile, you son of a bitch!」はジョーズのブロディ署長が言ったセリフと同じです。あとはディープブルーのサミュエル・L・ジャクソンのあのシーンもあります。