山Q

復讐のワサビの山Qのネタバレレビュー・内容・結末

復讐のワサビ(2024年製作の映画)
2.2

このレビューはネタバレを含みます

おもろそうなテーマとインパクトあるポスターで以前から公開されたら絶対みよおもてた作品だったが、ストーリーが破綻しているというか、なんでそうなるのかみていて理解できないことだらけ。
意図的に破綻させてると思われる作品はいくつかあるが、多分その意図はないと思われ、そうなると過去最大レベルの支離滅裂さ。
①主人公の学生時代のいじめシーン出てくるが、主人公の復讐の対象がいまいちよく分からない。いじめっ子たちは出てきてなさそうだし。
②顔の傷のせいで何もかも上手くいかない的な背景を背負わしてる序盤はみれてたが、途中からコンプレックスであるはずの傷にはまったく触れず何故かモテ出す。顔立ちは綺麗なので百歩譲ってモテたとしても、初対面の人間が顔の傷が無いかのように振る舞っているのが不自然極まりない。逆ナンパして結局レイプまがいのことされるのだがこのレイプ犯まで顔のことには触れない。ついでに言えばこのレイパーコンビの悪人ヅラのやつが何故か正義感出しまくるのもキャラ設定よくわからず、じゃあお前なんでこんな小屋までさらってきたんや?てなった
③名前が何故か途中からワサビになるが、改名した理由もワサビの由来も一切明かされない。

仲間になる3人も展開急すぎてついていけず
④ルービックキューブ6面体揃えただけで詐欺師の男がそんなに感化される?
⑤オカンのセフレが何故仲間に?
⑥幼なじみの女が唐突に登場
⑦携帯使ったらダメとか、最低でも3人で行動することとかいう謎だらけのルール
⑧パソコンたたきながら1人で金が足らんとイライラしてるのも意味不明。しかも使い道は自分の整形。そんなことのために犯罪に手を染めさせられてる周りの3人の方がむしろキレる要素ある。
机に積んだ札束は軽く400万超えてるようにもみえた
⑨悲劇のヒロインきどっときながらやってることは罪のない不特定多数の車を窃盗してる犯罪者。いじめっ子とどっちの方が罪が重いのかは分からんがやってることはどっちも最低でしかない
⑩ヤクザの手下のなんとかいうヤツとワサビの繋がりがよく分からんかった。結局そいつは親分に絞められ、そいつのこと慕ってるデブが親分殺して割腹自殺。デブの紹介なさすぎ。ナイフ手渡して失敗した段階で女手伝ったらよと思った。

11.残されたザコヤクザたちも何故か急に人情味あふれる漢前キャラに。そんな漢気タイプのザコではなかったのに急な変貌についていけない。

良いところ挙げるとすると
①最近流行りではあるが、中盤くらいで復讐のワサビのタイトル出すタイミングとフォント
②ヤクザの親分が躊躇なく引き金引いてメインどころのキャラがいともあっさり死ぬ意外な展開。この手の映画だとなんやかんやで4人とも助かって新な道を歩み出すものと思ってたので良い意味で裏切られた。

もうちょっと長いバージョンがあるらしいので、編集で切りまくったためにこんなことになったのかもしれない。

トークショーが一番おもしろかった。
山Q

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