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さよなら萩ツインシネマ
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『さよなら萩ツインシネマ』に投稿された感想・評価

masaya

masayaの感想・評価

3.9
新幹線も無い、高速も繋がってない日本一行き辛い町の中途半端に古い映画館、でも何か良い感じそれが萩ツインシネマ!映画祭開いても関係者しか来ないしもうやめる。やけっぱちの変人支配人スミコさんの周りは波乱だらけ。映画愛映画の狂った変奏曲日本海沿いにて爆誕。

自由すぎるスミコさん、自由すぎるエキストラでカオスになってるところに給水タイムのように現れる本職俳優陣。彼らの演技で一息つくも、次の場面でまたセーラー服のスミコさんが踊ってる、という収拾つかなさ。お決まりの人情話で済ませたくないよっていう意思を感じた。

クラウドファンディングや映画祭でゲストを呼んだりは話題にはなるけど継続的な支援になるの?という問いは耳が痛い話。普段の映画館にいつも来るお客さんが必要なのに、町の人の反応が冷たければ意味がない。よその人は居なくなるのも早い。

映画館で映画を観ることをどう捉えるか?というのは大事な問いかけだと思った。映画館に行かなくなった人は配信やブルーレイで代替が効くものだと思ってるから。自分と向き合う、きっかけになる言葉を貰う、教会の礼拝室に近いと考える人には、映画館はずっと必要だ。

映画を観て自分と全然違う人生を仮想体験するという神父さんと、映画に自分の役で出演して実際の自分と違う決断をするスミコさんが重なる。映画を観ることと撮ること・演じること、そして上映することは、案外近いのかも知れない。そう思うと共犯関係のようだ。

少なくとも屋上からたまたま見えた指月山を「孤独な感じがする」って言った青年の感性は信じられるって思った。彼が片田舎の映画館の映画祭に一番に応募する心境とか、それを観ずに迷わずエントリーする支配人の心情とか。そんなのが積み重なったのが小さな映画、小さな映画館への信頼と共感。
nobsang

nobsangの感想・評価

3.7
地域の自主制作映画という前提で見れば、私的にはすごくアリでした。
自虐的ブラックユーモアだけではない、なんていうか…地方の姿、をきちんと描けている映画と感じます。
正直、地元エキストラを使おうとするが故の?雑なシーンやセリフの棒読み度合いはあり、そこを「ご愛嬌」として解釈するか否かが人によって大きく異なってくると思います。

実存する地方のジリ貧の映画館(本作、その映画館で鑑賞しました。観客は私と連れだけでした)を舞台に、奮戦する女性オーナーと、その家族や周りの人たちの話。

クラウドファンディングでデジタル映写機を導入し、現行の映画も導入できるようになったところで、客足が増えるわけでもない。
市民も閉館しますよと言われたときしか足を運ばない。
「まだやっちょるんか?!映画館?」と酔っ払いにツッコまれる始末。

「さよなら萩ツインシネマ」というタイトルも、お話のなかできちんと回収されるのも良いですね。

東京からやってきた駆け出しの若手監督が、もう一本の話の軸になっているのがいい。他人事のようにド田舎の風景と変人オーナーを眺め、呆れ、憤り、それでも上映してくれる、観に来てくれる(かもしれない?)人たちへの感謝や人情をもって、みたいな。

無意味なくだりも多かったんですけど、そこも絶妙な田舎町感があって、いいんですよ。否かってこういう時間の使い方する出来事ありうるよなぁ、っていう。

あとオーナーの息子娘の兄弟の衣装がいいです。ちょうどいい田舎者感がすごい。

ただ、
ただですね、
この採点はわたしが萩市出身であり、多くの映画を実際に萩ツインシネマで観てきたから、という事実が採点に下駄を履かせていることも間違いないでしょう。
子供の頃に連れて行ってもらった事も何度もあります。
ティーンズの頃には、自分で観に行ったのは「タイタニック」「もののけ姫」「マトリックス」「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に」は確実に覚えてます。
劇中の映画館に原体験をもった、萩市出身の映画好きがここに一人いるよ、という話です。はい。
スクリーンを見上げて観る映画は『祈り』