masayaさんの映画レビュー・感想・評価

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彼女が好きなものは(2021年製作の映画)

4.0

彼女は腐女子で彼はゲイ。簡単な言葉でその人を名付けて、属性で理解したつもりになるのは容易い。でも、本当にその短い言葉だけで捉えることが理解したことになるのか?人の在り方はずっと複雑なもの。その全ては解>>続きを読む

劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語(2013年製作の映画)

4.2

大団円を覆す偉大なる蛇足、映像カオスの激流にして魔法少女ほむら☆マギカこと叛逆の物語をリバイバルにて。いやー何度観ても目が追いつかない。宇宙一重いほむらの愛がシャワーのようにスクリーン一杯降り注ぐ。素>>続きを読む

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.3

これは・・最高控え目に言って最高!!美少女で短気なちさと!ボーイッシュで強度コミュ障のまひろ!2人は殺し屋で基本オタク!生活能力皆無!殺し屋に何となく市民権がある!ヤクザより現場処理の業者さんが怖い!>>続きを読む

フラ・フラダンス(2021年製作の映画)

4.0

福島いわきのスパリゾートハワイアンズに集まった凸凹新人フラダンサー達。それぞれの夢を目指して、壁にぶつかり傷つきながら助け合い仲間の絆を深めていく、みんなと一緒に強くなる。関係性描写に最近では一番強い>>続きを読む

光を追いかけて(2021年製作の映画)

4.1

一面黄金色に実った田園に突如現れたミステリーサークルが物語の始まり。永遠に変わらないように見える田舎の風景も、誰かと誰かの心の繋がりも、努力しなければやがて失われていくもの。少年少女達の揺れ動く心と地>>続きを読む

1941 モスクワ攻防戦80年目の真実(2020年製作の映画)

4.0

ナチスドイツ軍がモスクワ目前に迫る1941年の秋。正規軍の援軍到着まで持ち堪える為に砲兵学校の生徒達が前線に配備される。まだあどけない顔の若者達が精強な独機甲師団を迎え打つ・・抜群の火力で観る者を圧倒>>続きを読む

リスペクト(2021年製作の映画)

4.1

ソウルの女王アレサ・フランクリンの伝記映画。表舞台に立つ黒人女性を襲う社会の激しい逆風。愛だけでは言い尽くせない家族との深い繋がり。何処までも彼女を縛り、そして救った音楽。歌唱パートがどれも圧倒的だっ>>続きを読む

アンテベラム(2020年製作の映画)

4.0

はじめは不吉な夢だった。南部の農場で差別と搾取に喘ぐ黒人奴隷たち。夢は彼女の日常に侵食していき、目覚めた時彼女は農場に居る。いや、彼女は最初からそこに居たのだった。人の心に巣食う人種差別と、暴力に屈し>>続きを読む

サマーゴースト(2021年製作の映画)

3.8

受験やいじめ、多感な時期を過ごす若者達にとって、幽霊は大人になってからよりずっと近しき存在なのかも知れない。全てから解放する死も、苦しみを受け入れる生も、等しく選択肢として捉えることの出来る若さの危う>>続きを読む

劇場版 ソードアート・オンライン プログレッシブ 星なき夜のアリア(2021年製作の映画)

3.8

閉じ込められた仮想空間からの脱出方法は、ゲームクリアのみ。置かれた状況から逃げずに、いかに自分のものにできるか?どんな非日常も続けば日常になっていく。前知識なしのつもりが色々と分かりみ深かった。ボス戦>>続きを読む

草の響き(2021年製作の映画)

4.2

北の港町で彼は走る。心の健康を取り戻す為に走り始めたのに、周囲も自身も気づかない内に、それはいつしか生きる唯一の目的になっている。心の治癒の難しさ。人の心は計り知れなくて、再生への道と死への道は、どこ>>続きを読む

ひらいて(2021年製作の映画)

4.0

綿矢りさの十八番、他者との関わり方で混乱した果てにリミッター外れてしまった青春期を、動の山田杏奈・静の芋生悠という今メチャクチャ気になる新鋭二人が熱演するスーパー黒歴史ムービー。君がくれた好意や親切は>>続きを読む

燃えよ剣(2021年製作の映画)

4.1

変わりゆく世のあだ花として京の都を震撼させた新選組の姿を、副長土方歳三の生き様を通して捉え直す。浮かび上がるのは、時流に乗るよりもおのれの筋を通すことにこだわって戦い抜いた敗者の姿。没入感が強くあっと>>続きを読む

アイの歌声を聴かせて(2021年製作の映画)

4.1

会話はポンコツ、行動は予測不能、所構わず歌い出す人騒がせな転校生は開発中の人型AIだった!ディズニー名作や近未来SFのニュアンスを借りながら、テクノロジーは人を幸せにするかの問いに踏み込む。終わってし>>続きを読む

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

4.3

愛する者を巡る、友との宿命の対決。騎士道に則った決闘。第一章、二章で男二人から語られる物語はそうだ。第三章。事件の当事者マルグリットの語る物語は全く様相を異にしている。名誉も正しさも男社会の都合。彼女>>続きを読む

由宇子の天秤(2020年製作の映画)

4.0

事件は起きた。そして、今まさに起きようとしている。
真相は一つという先入観を嘲笑うように、関係者の証言、受け取る側の立場、誰かの嘘によって事実は塗り替えられていく。正しさは何処にある?彼女達はどこまで
>>続きを読む

DIVOC-12(2021年製作の映画)

4.0

世界がこれまでと決定的に変わってしまっても、人間には変わらないことがある。誰かに思いを伝えたいということ。気鋭の12人の監督と、そこに集まった俳優・スタッフによる12通りの短編の多彩なメッセージ。全て>>続きを読む

緑の牢獄(2021年製作の映画)

4.2

知られざる西表炭鉱。坑夫は台湾など島外から集められたが、借金や麻薬漬けになり島に釘付けにされ、多くがマラリアに倒れた。二度と出られない「死人の島」と呼ばれた西表島で、炭鉱閉山後も島に残った台湾からの請>>続きを読む

クーリエ:最高機密の運び屋(2020年製作の映画)

4.0

時はキューバ危機。思いがけず機密情報の運び屋になった平凡な英国人セールスマンの尽力と、彼とソ連軍大佐との秘密の強い絆によって核の終末から世界は救われた。派手さはなくとも、彼らの勇敢さ、払った犠牲、守っ>>続きを読む

カラミティ(2020年製作の映画)

3.8

傑作ロングウェイノースのスタジオがおくる女性ガンマン・カラミティジェーンの誕生秘話!未開の大西部、過酷で美しいオレゴン街道で、平凡な女性像を拒否して自分の在りたい姿を追求する少女。作画は超絶美麗、物語>>続きを読む

くじらびと(2021年製作の映画)

4.3

その村では農作物が育たない。だから人びとが生きる為の全ての糧は、海から得ることになる。インドネシアの片隅、伝統の命懸けのクジラ漁で生きる漁村を三十年に渡って取材した、貴重な記録にして壮絶な映像体験‼︎>>続きを読む

空白(2021年製作の映画)

4.2

不幸な偶然の重なった交通事故で、娘は帰らぬ人になった。彼女は、万引きが見つかって逃げる途中だった。衝撃的な事故シーンに引っ張られて最初は怒る父親にも理解できなくもなかったけど、それも余りに常軌を逸して>>続きを読む

MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

4.1

水俣の現実を世界に知らしめ衝撃を与えたカメラマン、ユージン・スミスをジョニーデップに見えないジョニーデップが演じる。世界中で起こり続ける、経済偏重の代償としての公害被害。繰り返さない為に忘れない、語り>>続きを読む

浜の朝日の嘘つきどもと(2021年製作の映画)

4.3

福島県南相馬、廃館寸前の小さな古い映画館朝日座に謎の若い娘モギ・リコが現れて、頼まれもしない映画館の再建を目指す!映写機が作る光と闇に救われてきた映画ファン・映画館ファンなら必見。高畑充希が映画館愛を>>続きを読む

先生、私の隣に座っていただけませんか?(2021年製作の映画)

4.1

仕事でもパートナーの漫画家夫婦。夫の不倫に気付いた妻の復讐は、新作原稿の中にあった。次々と描き上げられる妻の原稿に翻弄される夫。彼女の言葉、行動、そして原稿、何が本当で何が嘘か。現実とフィクションの境>>続きを読む

君は永遠にそいつらより若い(2021年製作の映画)

4.1

今この時、誰かが傷ついている。助けられない、それに気付けもしない私は欠陥品かもしれないと不器用に悩む若い主人公が刺さる。でも、そのまとまらない思いこそが救いの手のはじまりなんだ。その手はどこかで泣いて>>続きを読む

ジュゼップ 戦場の画家(2020年製作の映画)

4.1

スペイン内戦に敗れ隣国フランスへ亡命した難民たちは、劣悪な強制収容所に収容される。その中でペンを握りデッサンを続けたジュゼップ・バルトリの物語。絵を描くことで正気を保ち、起きていることを伝える。極限状>>続きを読む

ムーンライト・シャドウ(2021年製作の映画)

3.5

吉本ばななの小説って翻訳されて外国人監督に読まれたらこう映るのか。背景をギリギリまで排して主人公にフォーカスしてるので映画としては難解になった。起きた事、そこから彼女が受け止めたもの・受け止めなかった>>続きを読む

座頭市物語(1962年製作の映画)

4.1

最強の居合の使い手、盲目の座頭市。目が見えても心と裏腹ばかり言う愚劣な連中には愛想を尽かしながら、天涯孤独を共有する好敵手との友情が、関わらぬと決めた死地へと彼を誘なう。平穏な暮らしを選ばず獣道を行く>>続きを読む

岬のマヨイガ(2021年製作の映画)

3.9

震災後の三陸海岸の町を舞台に、物怪が登場する和風ファンタジーの体をとって現代の子供達から奪われているものを指し示すアニメーション。無条件の癒しと居場所と自己肯定感。物語がここまで手を尽くす必要があるほ>>続きを読む

子供はわかってあげない(2020年製作の映画)

4.4

沖田監督のハートフルさ溢れる青春コメディ。これぞ夏!な強い陽射しと焼けた肌、プールに風鈴、笑顔と涙、ときめきと切なさ。繋いでいくこと。冒頭いきなり始まるアニメーションと情報多すぎのリビング長回しから持>>続きを読む

うみべの女の子(2021年製作の映画)

3.5

浜辺に打ち上げられた漂流物のように、誰にも気にされることのない幼い2人の関係の移り変わり。恋になることはないのに、痛みだけが積み重なる。主人公達が原作から飛び出してきたような浅野漫画顔だった。原作準拠>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.2

長尺だけど長さを感じさせない傑作。残された者たちの、喪失感と止めどない後悔。生きることとは、それすら死者から受け取ったものとして、抱いたままで前に進むということだ。まるで異国の風景のような広島市街地を>>続きを読む

元カレとツイラクだけは絶対に避けたい件(2020年製作の映画)

3.9

完全に邦題に釣られなければ観ることは無かったけどスリルたっぷり楽しめるB級吊橋効果ムービー。絶体絶命危機一髪!な瞬間が3分に1回くらい来てるのに合間に「あの時はゴメンネ・・」とか言ってるの。屈強メンタ>>続きを読む

サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

4.6

面白かった!映画が好き映画を作りたいっていう一本の太い幹があって、それを中心にSFもラブコメも群像劇もオタク讃歌も詰め込んだパワフルで瑞々しい物語。観ていてワクワク感がすごかった。観た後爽快感が凄い。>>続きを読む

映画 太陽の子(2021年製作の映画)

4.2

原子爆弾の開発に携わった日本の若き研究者たちの物語。人類に幸福をもたらす為の原子力は、そのエネルギーの莫大さゆえに否応なく戦争で使用される。科学者たちは解っていて、開発したのだ。そこに倫理が立ち入る場>>続きを読む

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