masayaさんの映画レビュー・感想・評価

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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章(2024年製作の映画)

4.1

二人は運命を超えて、破滅を超えて、時空さえ超えた、互いにとっての"絶対聖域"。東京が地球がクソやばいのは元からだし、結局どこかの誰かが何かを望んだ歪みなのだ。うみべのおんたんくそエモい!ありがとう!>>続きを読む

トラペジウム(2024年製作の映画)

3.5

ただただアイドルになりたい少女が手段・ストーリーとして仲間を集めデビューしたけれど、結局グループは空中分解するという異形のアイドル立志伝。どこまでも当然の結末でもある。映画の限られた尺の中で説明不足な>>続きを読む

ミッシング(2024年製作の映画)

3.9

幼い娘が行方不明になって数ヶ月。激しい報道合戦は去り、捜索は進展せず、残された両親にはネットの誹謗中傷がつきまとう。当事者になって気付く世間の凄まじい歪み。打つ手なく、募る孤立感。わずかな光明を求めて>>続きを読む

バジーノイズ(2023年製作の映画)

4.0

孤独でも音楽は作れる時代だ。でも、一度生まれ落ちた音楽は、誰かの耳に届いた瞬間に一人だけの物ではなくなる。音楽がトラックを重ねていくように仲間が増えていき、多彩さを帯びていく音作り。その原点になった">>続きを読む

不死身ラヴァーズ(2024年製作の映画)

4.3

運命の人が、想いが通じた瞬間に物理的に消えてしまう。こんなことってある?でもリノは全然へこたれない。何度も出会うその人に想いを伝えよう。その人が忘れたら、何度でも伝えよう。間違ってるかも知れない、滑稽>>続きを読む

青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

4.1

自分を確かめる為の旅。どこに居ても、誰と居ても無くならない私自身を確かめに。遠く異国から来た彼女は、南国の光と色に包まれてそう言った。少年にとってはミステリアスな眩い輝き。彼女にとってはきっと必死の叫>>続きを読む

悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.3

世間を騒がす事件や社会問題は、その原因と結果ばかりに目が行きがちなんだけど、原因は原因でしかなく、結果は結果でしかない。本質は過程にこそ表れる。そして過程を描くのは映画の本分であるということ。濱口監督>>続きを読む

無名(2023年製作の映画)

4.1

1940年代上海。国共対立に加え日本の侵略を受け、同じ中国人が3つの勢力に分かれ明け暮れる水面下の諜報戦。信念の為、そして時代を生き延びるため。場面は宴席と監獄と路地裏を刻々と行き来し、敢えて排除され>>続きを読む

青春ジャック止められるか、俺たちを2(2024年製作の映画)

4.2

俺の映画を流す映画館を作る!若松監督のひょんな思いつきが、映画人を夢見る地方の青年達の人生に決定的なきっかけをもたらす。成功を掴むのに必要なのは才能か、運か、情熱か。大失敗も糧に出来るか。不格好で愛し>>続きを読む

戦雲 いくさふむ(2024年製作の映画)

4.1

与那国、宮古、石垣。緊迫する台湾海峡情勢を背景に、自衛隊基地の配備増強が相次ぐ南の島々。有事に最初に犠牲になる島民たちの戸惑いと怒りの反対運動は、行政の不誠実となし崩しの建設強行で透明化されていく。国>>続きを読む

プリシラ(2023年製作の映画)

4.0

15歳で人気絶頂のエルヴィス・プレスリーに見初められ、共に生き、やがて訣別したプリシラの半生。彼女はその男を強く愛した。その思いと、彼に委ね、意のままに支配される生活を否定したことはなんら矛盾しない。>>続きを読む

クラユカバ(2023年製作の映画)

4.1

舞台は都市の真下、四方八方に広がる地下坑道網。謎の連続集団失踪を解く鍵は、その昏がりを抜けた先にある。講談調の快い語りと印象的なキャラクターたちに導かれ、魅惑のレトロ幻想空間の冒険へ。チャランポの主題>>続きを読む

クラメルカガリ(2024年製作の映画)

3.9

巨大な炭鉱の上に出来た町「箱庭」。日々方々で新たな坑道が掘られ、誰もその全容を知る者は居ない。危険を冒して地図を作る子供たち、未知の富や力を求め策謀を巡らす大人たち。煤けた地下世界を縦横無尽、ロマンと>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.2

自殺した女性の身体と胎児の脳を持つベラが世界を知る為の旅に出る。良識を盾に無垢な精神を食い物にすることで成り立つ歪な社会で、学び、経験して自分の意志で生きることを選びとった彼女の"生きて還りし"大冒険>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

彼の発明は、宇宙の真理に果敢に踏み込んだ人類の偉大な進歩であり、同時に人類が自らを滅ぼす力を手にした新世界の誕生を意味した。もたらした破滅的な結果に、倫理観とのジレンマに苦悩する科学者。科学者が苦悩す>>続きを読む

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.1

大きな宇宙船がやって来て、沢山の人が死んだ。決定的に姿を変えた世界で、取り繕うように人々の日常が続く。そんな時代でも少女たちには唯一の生きる時代。平凡というには特殊すぎる青春を謳歌する二人と、更なる破>>続きを読む

私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

4.2

13歳の女の子がある日突然レッサーパンダに!?素っ頓狂なアイデアに見えて、誰もが身に覚えある思春期の戸惑いや葛藤、自分が自分じゃなくなるような不安を赤い"モンスター"で見事に表現。モフモフかわいいキャ>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.0

砂漠の民フレメンに合流し仇敵ハルコンネン一族と対峙する、復讐と血の呪いに覆われた第2話。仲間からの友情や信頼はやがて熱狂や盲信に変わり、一人の危ういカリスマが誕生する。一抹の不安をこの星の熱波と壮絶な>>続きを読む

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.9

雪深い一軒家で突然夫が転落死し、妻が被疑者に、盲目の息子が唯一の証人になる。法廷闘争から徐々に見えてくる家族の肖像と、証言や物的証拠や録音された会話などでは到底辿り着けない真実の曖昧さ。この先はどうす>>続きを読む

ソウルメイト(2023年製作の映画)

4.1

ただの幼馴染じゃない。出会った日に互いの内面に新しい世界を作った(気づかせた)ふたりだから。少女から大人の女性に成長する過程でその関係は翻弄されるけど、形が変わっても、距離を隔てても揺るがない魂の絆が>>続きを読む

52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

4.0

傷付いた者の声はか細く、誰にも気づかれない。同じように弱き者だからこそ気づけたSOSを、何としても拾い上げたい。かつて救ってくれた誰かのように。
格調高く雰囲気映画化することも出来ただろうに、原作の渾
>>続きを読む

ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

4.1

0-31の最多失点記録、FIFAランク最下位の史上最弱代表チーム米領サモアに曲者白人監督が就任!目指すは1勝いや1ゴール、でもサッカーはそれだけじゃない。楽しもう、幸せになろう。呑気な選手達と神経質な>>続きを読む

ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.1

今日も地球上の何処かできっと起こっている、一期一会の出会いと別れ。タクシーの狭い空間が、そして夜が、少しだけ互いの心をほどく。二度と会うことがないからこそ触れた人生の襞が深く心に残る。密やかな温もりと>>続きを読む

違う惑星の変な恋人(2023年製作の映画)

3.3

男2・女2の全一方通行四角関係、パスは繋がるがゴールは遠い無限会話劇ラブコメなんだけど、肝心の会話にハッとするような新鮮味が無い。それぞれの好きの根拠も弱いままくどい言葉遊びしてる印象。
そうなると虚
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.3

異なる性別、それぞれの病。私たちが本当の意味で理解しあうことは出来ないのかも知れない。でも、痛みを知っている。だから、解ろうとすること、そこから救う手段を探ることは出来る筈だ。愛や支配や依存を代償にし>>続きを読む

八甲田山(1977年製作の映画)

4.2

史上最悪の山岳遭難である八甲田山雪中行軍遭難事故を、少数精鋭の弘前31連隊と大所帯で指揮系統混乱した青森第5連隊で対比し、硬直した組織が招いた人災として描く社会派大作。圧倒的大自然を前に余りにも人は無>>続きを読む

誰かの花(2021年製作の映画)

4.1

その日、風が強かったから起きた痛ましい事故。いくつかの偶然が重なった不幸。それだけだ。なのにどうして心落ち着かないのか。被害者の妻や子に目が合わせられないのか。
ある日突然、家族として当事者になること
>>続きを読む

コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

4.1

おっとりした9歳の少女コットが、母親の臨月をきっかけに親戚の老夫婦の許に預けられる。大家族の中で居場所が無くて、それが当たり前だと思って生きてきた彼女が、誰かから大切にされるという経験をすることで新し>>続きを読む

ダム・マネー ウォール街を狙え!(2023年製作の映画)

4.0

大手ヘッジファンドのエリートたちにコントロールされた株式市場を、オタク配信者率いる庶民の小口投資家が席巻。貧乏人は益々貧しく、金持ちはさらに金持ちになる世界の潮流に風穴を開けるハラハラ&痛快マネーゲー>>続きを読む

通信簿の少女を探して~小さな引き揚げ者 戦後77年あなたは今~(2023年製作の映画)

4.2

古書に挟まっていた、終戦直後の別府の小学生の通信簿。抜群の成績と「只、級友全員からの人望が足りない」と担任から指摘される見知らぬその少女の消息を追ううちに、日本、そして別府が辿った壮絶な戦中戦後史が露>>続きを読む

燈火(ネオン)は消えず/消えゆく燈火(2022年製作の映画)

4.0

100万ドルの夜景を誇り、東洋の真珠と賞された香港の夜を鮮やかに照らしたネオンサイン。今や法律で規制され街から消えかかっているその温かな光。ネオン職人の亡夫が作りたかった最後のネオン看板作りに挑む女性>>続きを読む

千年女優(2001年製作の映画)

4.2

現実の身体の時間は短い。虚構に身を委ねれば、遥かな過去から未来まで、精神は自在に旅をする。あの月夜の約束を追いかけて、千代子は虚実を股にかけ走り続ける。その原動力は、その終着点は。ラストの台詞こそがこ>>続きを読む

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.1

変声期スランプの合唱部部長の少年に、歌が上手くなりたいヤクザが弟子入り?という夢設定一つでここまで面白くて凄い。大人も子供も現実は辛い。だから逃げられる場所は映画でもカラオケでも、あればあるほど良い。>>続きを読む

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

4.0

壮大かつ奇想天外な大冒険活劇の実写化模範回答!北海道の大自然と開拓史ロマンをベースに、それぞれの思惑を胸に金塊の在処を探す群像劇であり、変態人士展覧会であり、命懸けだからこそ描ける生命讃歌でありという>>続きを読む

枯れ葉(2023年製作の映画)

4.3

社会から寛容さは失われた。戦争は無辜の人々を傷付け続けている。そんなクソッタレな世界で二人は出会った。相手を想うだけで、変われる気がした。
最後の希望としての"愛"を言葉を弄することなく指し示す、映画
>>続きを読む

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

4.1

誰よりも賢くてクール。特別なたった一人の女の子だった筈の私は、ダサい奴ばかりの世の中と噛み合わないまま、やる事なす事裏目。気づいたら何もない誰でもない一人ぼっちになっていた。膨らんだ自意識にヒリヒリし>>続きを読む

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