よん

貴公子のよんのレビュー・感想・評価

貴公子(2023年製作の映画)
3.7
「俺か?……お前の最後の"友達"さ」

地下格闘技でその日暮らしの生計を立てるボクサーのマルコ。貧乏で寝たきりの母の手術費用を稼ぐために、自分たちを捨てた父親をアテにするが逆に父親から韓国へ来いと弁護士を通して誘われる。そして韓国へとやってきたマルコの前に、まるで貴公子のように品位と不気味な笑顔をたずさえた殺し屋が現れて…

崖っぷちの生活を送る主人公がひたすらに謎の殺し屋に追われる話。しかもそれは大富豪の後継者問題が絡んでいるようで…

区分わけするならバイオレンススリラーなのかもしれないが、痛々しいシーンはそこまでないためわりと気軽に見れる。

主人公のマルコは不憫でならないけど、彼が狙われる本当の理由が明らかになった時、殺し屋の真の狙いが明らかとなる。

殺し屋のキャラが良く、愛嬌もあり最強という立ち位置が好感を持たせる。

続編があれば見てみたい。
よん

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