フィリピンで暮らす貧しい青年マルコ(カン・テジュ)は病気の母のため、地下格闘で日銭を稼いでいた。ある日、マルコはこれまで一度も会ったことのない韓国人の父が自分を捜していると聞き、韓国へ向けて旅立つ。マルコは飛行機の機内で、自らを"友達"と呼ぶ怪しい男(キム・ソンホ)と出会う。美しい顔立ちで不気味に笑う男に恐怖を感じて逃げ出すマルコだったが、執拗に追われ徐々に追い詰められていく。
マルコはトラックも自転車も奪おうとはせず逃げてばかりで自分からはアクションを起こそうとしない。三つ巴から四つ巴になる意外な展開。中盤あたりからコメディテイストが出始めてエンドロール途中で完全にコメディになった。