ケロヤマ

座頭市兇状旅のケロヤマのネタバレレビュー・内容・結末

座頭市兇状旅(1963年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

1と2を見てれば最高傑作

期待度★★★★☆

初代のサイコロを居合で踏襲し、おたねさんの結末を描く。本作はこれまでの座頭市の集大成と言える程素晴らしい

55:53辺りの手負いにした市を見て蛾十郎が「いつかは必ずやる」と言うが自分にも同じ傷が付いているのに気づいて「必ずな…!」と悔しそうに剣を納める所は歴代で1番かっこいいシーンじゃないかな

初代の女性おたねさんはやはり市が好きで忘れることが出来なかったんだろう。大工と別れて市と同じ剣に自信のある浪人と一緒になってたし。あれだけヤクザは嫌言うてたのに蛾十郎もヤクザと変わらん

幽霊並みにどこにでも現れる市は今回も見返りなしで後を去る。元気づけようと陽気に踊るが最後はおたねさんが忘れられずに険しい顔へ・・・