たむ

ラ・メゾン 小説家と娼婦のたむのレビュー・感想・評価

ラ・メゾン 小説家と娼婦(2022年製作の映画)
2.5
題材的にはフランス映画史的な傑作も『昼顔』など多くあり、鑑賞です。
タイトルが語り過ぎなところがありますが、タイトル通りの映画です。
娼婦を題材にすると、むき出しの欲望であったり、他で描くことが難しい人間の根源的な部分を描き出せます。
しかし本作が小説家が娼婦になって、覆面取材するというサスペンスは面白いのですが、上から目線の説教臭さが出てしまいます。
こうなると、根源的な欲望が、トタンに批評的になってしまいます。
一線を画してしまうため、ドラマとしてのめり込めず、描写は頑張っているのですが、テーマの迫り方に疑問が残ってしまいましたね。
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