かたこと

PARIS(パリ)のかたことのレビュー・感想・評価

PARIS(パリ)(2008年製作の映画)
3.4
余命幾ばくかの彼は、パリをその地に生きる人ごと愛しているようだった。
通りを歩く人の生活を思い描く時、自分の死への恐怖から少しでも離れることができただろう。その人に突然死が訪れるなど、考えなかっただろう。

多くの登場人物が様々な形で別れと出会い思い悩む中、パン屋で働く女の子の存在は、みている私にとって救いだった。
登場人物の生き様を通して、パリという異国のリアルが観れて面白かった。
教授の弟の夢のシーンは、映画中であまりに異質で、面を食らった。あれもパリらしさなのだろうか…
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