PARIS(パリ)の作品情報・感想・評価

「PARIS(パリ)」に投稿された感想・評価

ビノシュはいい女だなぁ。もともと美女なのにイイ感じに程よく劣化しつつ歳食ってく感じが女優として貴重。
しかしこの映画をパリっ子が見たら「そうそうこんな感じ」と納得できるほど現地の日常のリアルを現しているんでしょうか?なんとなく、リアルな現地事情をよく知らないまま憧れてるジャポンのいい年したお花畑女子が妄想した大人女子のためのパリ、って感じがしたんですけど、現地の人が作ってるんだろうから間違いないんでしょうか・・。
あたりまえのことではあるけれども、パリで生活しているのはアーティストやモデル、パリジェンヌのような人たちだけではない。八百屋に、魚屋、パン屋に、先生。学生もいるし、建築士もいる。人の営みはどこに行こうと、それほど変わらない。悩み、苦しみ、泣き、笑い。それぞれの人が、それぞれの想いを抱えて生きている。しかしやはり、パリはパリ。愛することが身近にある。男女はやりとりを、会話を、いっしょにいる時間を楽しみ、自由な流れに身を任せている。うまくいくときもあれば、そうでないときもある。それが人生であり、それがパリだろう。
peanutchy

peanutchyの感想・評価

4.3
とても気に入った。大きな展開があるわけでもなく、ただパリで暮らす人たちの日常や人生が覗ける映画。それが良い。それを踏まえて、もっとパリが素敵な街だと感じられる映画だったかな。
外から見れば、憧れの街“パリ”は色々な意味で美化されているけれど、この作品では映画とはいえ、現実的な日常に近いパリという街や人、人生が映し出されているような。
同じ街に生きる人たち。それぞれに、今考えていることや悩んでいること、喜んでいることがあって、一人ひとりに日常・人生がある。誰にも分からない気持ちだって、みんな抱えていたりする。ふとそんなことを思ったり。
自分や身近なところだけ見ていれば、深刻に思うことも、その枠から一歩出てみると、また違った視点が見つかるかもしれない。というか、実際本当の意味で、自分以外のことが見えていない人の方が多いのかもしれない。それが人間的にも思える、とかなんとか。
セドリック・クラピッシュの群像劇って、変にドラマティックでなく、誰が主人公というわけでもなく、淡々とただそこにある姿を描いているような感じが妙にリアルですごく好きです。

『パリ』においても、便宜的な主役として、ロマン・デュリス演じる余命僅かな元ダンサーが置かれているわけですが、彼以外の人にもそれぞれの人生があり、日々の生活があって、そのことがただ淡々と描かれていて、最後のセリフに集約されていく。

"これがパリ。誰もが不満だらけで、文句を言うのが好き。皆、幸運に気づいていない。歩いて、恋して、口論して、遅刻して、なんという幸せ。気軽にパリで生きられるなんて。 "
haru

haruの感想・評価

4.5
パリ映画その1

街と人と生活の映画。
観光地ってイメージが強いけど、パリだっていろんな人の生活が詰まってて、東京でもミンスクでも変わらないんだろうな


偶々かもだけど、この監督のゆめの描写独特
くぅー

くぅーの感想・評価

4.0
歴史と新しさが混在する街パリ…ファッショナブルながら、パン屋や市場等の生活感も随所に見せ、また移民も多くetc. etc. を見事に織り込んでいるのは圧巻。

そこに様々な絆や愛を練り込む…特に恋愛に関しては変化球だが、やはり印象的。

そして、ラストの主人公の語りに集約…“誰もが不満だらけで、文句を言うのが好き。” “皆、幸運に気付いてない。歩いて、息して、走って、口論して、遅刻して・・・何という幸せ。気楽にパリで生きられるなんて。”
HarryT

HarryTの感想・評価

4.0
なるほど、弟のタクシーの中のつぶやきで終わるんですね。フランスの映画らしい。アメリカだと演説があるのだろうな。歴史学者のおじさんは、ついこの間見た屋根裏部屋のマリア達の社長だし、メラニーロランは、相変わらずきれいな人の役だし、最強のふたりのおじさんも出てるし。オールスター。まだまだあるのでしょうね。パリは、やはり、いつまでも魅力的ですね。
余命幾ばくかの彼は、パリをその地に生きる人ごと愛しているようだった。
通りを歩く人の生活を思い描く時、自分の死への恐怖から少しでも離れることができただろう。その人に突然死が訪れるなど、考えなかっただろう。

多くの登場人物が様々な形で別れと出会い思い悩む中、パン屋で働く女の子の存在は、みている私にとって救いだった。
登場人物の生き様を通して、パリという異国のリアルが観れて面白かった。
教授の弟の夢のシーンは、映画中であまりに異質で、面を食らった。あれもパリらしさなのだろうか…
kuu

kuuの感想・評価

3.5
この映画って人生の儚さ脆さと刹那的幸福が心の奥にしみ入るハイソな群像劇すねぇ。豪華なフランスのキャスト陣が嬉しいし、色んな人達のパリでの人生模様が有り、哀愁と自分ひとり支えるのに、四苦八苦している様が垣間見れる。せやけど、必死にもがいている時に触れる魂と魂の交流に至福の幸せが見て取れて何故か心が疼いた。んで、ロランがレティシアの姿を追いかけながら朗読する詩は、どこかで聞いたことがあるは!と思ってて、思い出したボードレール。『悪の華』の『禁断詩編」《あまりにも陽気な女(ひと)に》やぁ!
   ボードレール作 
     kuu ことGeorge 愚訳
お前の頭、お前の仕草、お前のそぶりは 美しい野辺のようや。
お前の顔に浮かぶ笑みは
澄んだ空気の中に吹く風のように気まぐれ。
お前が時折浮かべる悲しみは
お前の腕や肩から
ほとばしる閃光のように
お前の健康の前にかすんでしまう。
お前が化粧室にまきちらす
色の交響楽は
おれの詩人の魂の中に
踊る花々のイメージを投げ込むわ!
このイカレタ衣服の数々は
気まぐれなお前の象徴。
この気違い沙汰はおれを狂わせ
おれは愛するのと同じくらいの激しさでお前を憎んでしまうわ。
時々おれは美しい庭を
無気力にうろつきながら
まるで皮や肉か何かのように
太陽がおれの胸を引き裂くのを感じたものや。
ほんで春と緑がおれの心を
ひどく侮辱したものやから
おれは花を踏みにじることで
自然の無礼を罰してったのや。
そしておれはある夜、
みだらな鐘が鳴る時刻に
お前のお宝めがけ、
まるで臆病者みたいに音もなく、這っていきたいと願うのんや。
お前の愉楽の肉を罰するために
お前の言い訳がましい胸に傷をつけてやるために
ほんで無防備なお前の局部に不意打ちを食わせ
大きく切り裂いてやるために
ほんでめくるめく甘美!
より光り輝く、より美しい
新たなくちびるのあいだを突き抜けて、
おれの毒蛇の唾液をお前の中へ発射したいのや、おれの妹よ!
Yumi

Yumiの感想・評価

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パリのリアルな感じが観れる。
旅行者でしかない私が見えるパリとは違って、きっと暮らしてる人達のパリってこんな感じなのかな。
雨の日に見たい映画。
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