みあね

売られた女 セックスの代償のみあねのレビュー・感想・評価

3.5
貴女は家族の為にどれだけの犠牲を払えますか…?

11歳の頃に母親に売春を強要された“エリス”。
それ以来彼女は売春婦として働き、浪費家の母親を養っている。
エリスはそんな理不尽な日々のストレスから逃れる為に、薬物や男娼に手を出し命を繋いでいた。
そんなある日、元彼に再開してしまったエリスは彼に惹かれ、今の境遇を変える為に母親に反抗する様になるが…

我が子を“所有物”として扱う親は何処の世界にも存在する。
そんな世界の1例でしかないがとても深みのある作品だった。
オープニングから派手なレズシーンで観客を魅入らせそこからは主人公の機微にスポットライトを当てる様に移行している。
見る者によっては「逃げればイイじゃん」と言うかもしれないが虐待やDVの被害者は日々の洗脳と気力の消耗によりそんな思考や行動には及べない…
そういう恐怖や不快感を巧妙に描いている作品。
多少のツッコミはあれどご愛嬌で済ませれるレベルかな?笑
社会問題提起型の作品でありサスペンス要素もあるのでサラッと見れるかと。

字幕版
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