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変な家のrtaro09のネタバレレビュー・内容・結末

変な家(2024年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

ストーリー以外は楽しめた。

出演俳優の演技力は申し分ないし、ホラーミステリーを感じさせる演出や音楽も相性がよく、全体的にアトラクションを体験したかのような興奮を感じられた。

ただし、ストーリーについては正直残念だった。ホラー要素を無理やり詰め込んだような構成のせいで後々の話の展開との整合性が取りづらく感じられた。
特に序盤の雨男(間宮祥太朗)と柳岡(DJ松永)が襲われた側の心象を表現してか心霊現象のような見せ方になっていたが実際は喜江(斉藤由貴)による犯行だったのは話の構成で整理するのは難しかった。また、変な家となっていた世田谷の物件を雨男と柚希(川栄李奈)が問題のある間取りに入った時にも柚希の心霊現象のように不自然な覗き込みをする流れも不要な組み立てに感じられた。
さらに最後の姉夫婦にも違和感を覚える。左手供養の関係で長野の本家に帰る場面では、世田谷区の家に小学生と乳幼児を残して帰省する。劇中では姉夫婦は子供を愛している流れになっていたが、子供を愛している親の行動とは到底思えず違和感しかない。

演者にスコアをつけるなら4-5はあり得るが、ストーリーが1-2ほどの残念さを感じてしまったため中間の3をつけさせてもらった。
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