このレビューはネタバレを含みます
ミュージカル映画と同じくらい
予告みたら観たくなる厨房や料理が絡んだ映画
今回はパティシエ
いくつかある調理シーンは
食材が踊り、ワクワクする映像ではありつつ
本編は基本的に
家庭に複雑な思いを抱きつつ
製菓に生きがいと幸せを感じ
情熱と将来の希望を注ぎ込む
1人の青少年の成長の話
通して
要所要所あからさまに描くのを避けて
間を読ませる部分もある
とはいえ基本的に読み取りやすいよう
特に役者の表情で
登場人物同士の優しさや厳しさがよく表現されていて
わかりにくい難解な映画という印象もない
家族、家庭へのコンプレックスと脱却
という点について理解も共感もしながら観ていた
一点だけ
あの里親家族に育てられた彼が
割と手段選ばない時に非行の線をひょいと越えちゃうあたり
まあ、親が親だからという遺伝的示唆なのか
それともフランスの若者の未熟あるあるなのかやけど
ちょっとその未熟者パートが長かったかなと思わなくはない
ひさびさお菓子作りたくなった