人は傷を負う。
でも治らない傷はない。
人はその弱さを、生きる力に変えていくことができる。そんなことを感じました。
人生何が起こるかわからないから、
「人生の全てを味わって」
と言う言葉は、そんな気持ちでいたら、挫折しても新しい自分になれる、そんな勇気をもらえました。
なんでもない平凡な日には、たくさんのかけがえのないことが起きている。
人を亡くすとそんなことを思う。
今までが幸せすぎたのか、自分が悪かったのかと悲観的になる。
でもたくさんの人の出会いや支えが癒しとなり、生きる力をもらった。
悲観的になるのは感情だけれど、大丈夫。どうにかなる。なんとかなる。と言われたとき、楽観は意志からくるものだという、アランの言葉が身に染みた。
それを教えてくれたのも、尊敬してやまない方からだった。
心豊かに今を生きることを楽しもう、そう思わせてくれた。それも私の人生の中の一つの大切な出会い。この主人公も新しい人や物との出会いが、新たな歩みを導くきっかけとなったように。
こんなに辛い思いをした。
これ以上の悲しみはない。
あとは這い上がるだけ！
上を前を向いて生きよう！
と、思えるようになった。
主人公が第二の人生をスタートする気持ちに共感した。
自分の経験と重ねながら観ました。
私の背中を押してくれたこの映画に、心から感謝します。
そして何より主人公のナチュラルだけど強さも感じ、また愛らしさもある表情に釘付け。ダンスやバレエも極上。パリの映像も映画の魅力を増しています。最高でした。
