どど丼

ローンサムのどど丼のレビュー・感想・評価

ローンサム(2022年製作の映画)
3.7
レインボーリール東京にて(念願の初参加!)

仕事も金も無い、恋人にも捨てられ、行きずりのセックスに逃げる日々を送るゲイ青年の話。

R18+作品なだけあって過激な性描写が多い点は観る人を選ぶし議論ポイントなのだけど、青年の孤独と傷心を強調する演出として非常に巧く使われていた。特に出自や失恋が人生の歯車を狂わせる事がよく分かる話だし、共感できる場面も多くて辛くも救われるような気持ちになった。主演のジョッシュ・ラヴェリーの演技、特に表情の魅せ方が良いのだが、彼自身も当事者との事でバックグラウンドあっての名演といえます。

何というか、本当に寂しい時に他人、とりわけ恋愛だけに縋るのは怖いよな〜と思う。結局、一番信じられるのは自分、なのかな……。
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