Peggy: Did you miss me?
Al: With every bullet, so far.
失礼な事を言います。日本人では、『Married with Children』でアル・バンディによるアメリカ産のブラック・ジョークのニュアンスは理解できないかもしれません。
事の始まりとなるシーンでダッジというアメ車が出てきたので、アメリカのシットコム『Married with Children』で主人公のアル・バンディが乗っていた愛車が誰も見向きもしないダッジだと思っているとあるサイトがダッジではなくて、同じ会社が生産していたプリムス・ダスターと訂正されていた。 あ~ぁ、知らなんだってか? それはさておき
本作と言えば!?
シンシア・プラスター・キャスターの事を知っていれば多少は笑えるかもしれない。知らなければ、知らないでもいいけど、知らないとこの映画の全体の部分を示すポリシー的肝の部分がぼやけてしまうかも?
マイリー・サイラス演じる実在していた彼女をまねたと思える女性のセリフより
Yeah, baby. You're such a big,
bouncy, beautiful baby. Love
doesn't have to die, baby.
Now I can love you forever.
And ever and ever and ever
and ever and ever. Never to
wilt, never to wane.
BOTH: Never to wilt, never to wane.
BOTHは、白人のジミヘンと彼女が口を揃えて言うシーンから
話は変わって!?
"A pretty woman never needs any
money."
ロイ・オービソンの妻で25才の若さで亡くなった Claudette のこの一言で映画の題名にもなった♪Oh, Pretty Woman が誕生したと言われている。
そのロイ・オービソンが作曲した♪Blue Bayou と同名の映画をこの前視聴したけれども... その『Blue Bayou』という映画自体は歌とはあまり関係がなかったような移民の現実の厳しさを描いていたけれども... この映画のいいところは、ジェイミーとマリアンの二人の関係がいい雰囲気になる時にかかる曲、リンダ・ロンシュタットがカバーしている ♪Blue Bayou を聞けたところだけかな?
ところで
アシュケナジムを家系に持つコーエン夫妻が脚本を書いているけど...
マット・デイモンをはじめおバカ加減のいきすぎ感や体たらくさがミサンドリーだし、カメラアングルの悪さや展開のバラバラ観に加え、Y2Kとはいえ、時代の古さを大げさに描いている事から女性の描き方がミソジニー的でうれしくもなんともない。
余談ですので、悪しからず。
※ XRCO賞の記念する第一回目のMCを務め、
その後1987年に殿堂入りを果たした80年
代を代表する女優さんが、キャスター女史
と同じような行為をしようとする場面を演
じられておられましたですマス!?
『Married with Children』で、隣のマーシーが、何時ものようにからかうようにくだらない事をアル・バンディに尋ねると彼がしっぺ返しとして
Marcy: What would it be like if men
had breasts?
Al: We wouldn't need women any
more.
コメディと言われる割には、映画自体がエクスプロイテーション映画の下劣さだけが目立ち、感謝祭では必ず見ると言われた古典の名作『Planes, Trains and Automobiles』のような温かみをコーエンなんかに求めても無意味だし、何故かジメジメした雰囲気が付きまとう。コーエンの嫁さんが、queer activist として "pulpy movie" を作り保守層に対して、あざけり笑い飛ばすために製作したのなら、分からないでもないけど...
それを吹き飛ばすために
この映画は、With every bullet, so far. と言えるかも?
アル・バンディのシットコムを見て寝ます。
失礼しやした。