片腕マシンボーイ

パンチメンの片腕マシンボーイのレビュー・感想・評価

パンチメン(2013年製作の映画)
3.6
仁科貴主演!最強のライバル役に大宮将司!もうそれだけでマシンボーイ歓喜な王道エンターテインメントだってばよ!ぺろぺろ

年下の上司に怒鳴られ続けるダメダメサラリーマンが地下格闘団体でデビューすることになるが……って話

そうね!このふたりの共演作でマシンボーイ的に思い入れがある作品といえば石原貴洋監督の傑作バイオレンス「コントロール・オブ・バイオレンス」の餃子屋さんコンビよね!柔道大阪2位……やっけ?喧嘩っ早い大宮将司と、腰巾着の賑やかし仁科貴っつ〜端役ながら大好きやった2人が本作ではメインキャストとして名を連ねております!
そ言えば大宮将司演じるチャンピオンに最初に負けてた刺青だらけの怖いおじさんって、石原監督の「大阪外道」で大宮将司の敵やった人かな?

とにかくまずは主演仁科貴のダメダメっぷりが素晴らしくてね!上司の怒りもあっちゅ〜まに限界突破しまして、ところが傍から見ているぶんには全然憎めないおっさんなんよぉ、あの致命的なミスやって困ったおばちゃんを放っておけない優しさからやし、ほんとに心優しい良いおっさんなんよぉ
そんなダメダメサラリーマンが半ば強引に格闘技デビューすることになるも、優しさが過ぎる故に相手を殴れず連戦連敗!ヨボヨボの婆さんにまでボコられる始末

そんな地下格闘団体パンチメンにて圧倒的パワーで最強の王者として君臨するのが大宮将司でありまして、まぁ最強と最弱ゆえに係わることもあるめぇ……なるんですが、何の因果か?ふたりはやがて運命の歯車に引き寄せられ闘うことになるんすよねぇ

そして本作はほんとに奇を衒わない王道なストーリーでして、主人公のおっさんのドラマのみならず、最強ながら孤高でどこか寂しげな王者のドラマにまで言及していきまして、それがやがて訪れるクライマックスの熱戦を盛り上げていくわけです!
果たして最弱サラリーマンは最強の王者相手に如何に立ち回るのか?勝利をその手に掴み取る事はできるのか?熱い物語に胸を焦がす素晴らしい作品でしたね!

もちろんキャストファンとしての加点は著しいです、キャストファンやなければポカン確定な怪作!ぜひ観れ!おすすめ〜