まず見ることを選ぶ映画だと思います。
「現実」
理想と現実は違うことはわかっているし、
現実が重くのしかかることもわかっているけど
それぞれの選択が正しいか、また自分がその立場だったら彼の選択に行き着くのか。
作中で「現実」と言葉が出てくるたび「現実」って何だろうなと思えてきて答えが出ない映画でした。
オダギリジョーさんがいてくれてよかったです。
前半の二階堂ふみさんの不快感で引き込まれて、不快に達してそこからまた段々と、彼女への気持ちが変わっていくのが不思議でした。
磯村勇斗さんは凄いの一言でした。
宮沢りえさんも二階堂ふみさんや磯村勇斗さんの演技と対極にあるような自然な演技。でも何か陰を感じるようなそんな感じ。
最後に高畑淳子さん凄かった。
もう本当に最後そこで気持ちが感極まった場面でした。
あと月の使い方が良かった。
見る人を選ぶ映画でしたが、見てよかった。
