ゆーこ

月のゆーこのレビュー・感想・評価

(2023年製作の映画)
3.9
上映前舞台挨拶に参加。演者皆さん「覚悟を持って臨んだ」と仰るその空気感に圧倒されそうになりながら本編鑑賞。「この問題に向き合うことに意義がある」ということの意味もわかる。当事者性を持って見ていなかったことだらけだけどすぐに答えは出ない。 主人公夫婦の✋には毎回ほっとする場面。
サトくんの一見普通に見えて狂気をはらんだ目が本当に恐怖でしかなかった。でもサトくんだけに限ったものではなくて、あの状況では誰でもそうなってしまうとも思わされる説得力もあって、普段目を背けていることを目の前に提示されたという恐怖もあった。映画PLAN75を思い出す。

余談。岩代太郎さんの楽曲で、ヴィレッジ、ヤクザと家族を思い出してしまって(曲自体はとてもいいと思っているのですが、似ていると感じてしまい…)途中、集中力が途切れそうになってしまった。
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