このレビューはネタバレを含みます
「勧めにくい」ってコメントが多い印象やけど、わたしはこの作品をなるたけ多くの人間が観ればいいと思った。
丁度タイムリーに、知人と宮沢りえのような状況の話をしていて、「自分らやったらどうするかな」って考えてたところやった。
友だちがそういう状況に直面したら、多分時が止まる。
わたしは「おめでとう」だなんて言葉、スッと出ないと思う。
障害をもった子を産む選択をした親は勿論多くいる。
でもやっぱり手を離した親もいる。
産まれる前でも、後でも。
そうやってわたしらは無意識的に命の判別をしてしまってるんだよなあ。
さとくんの行動も、わたしは理解不能とも思えなかった事が、心の奥底では善悪の区別が正直なところ未だしっかり出来ていないんだろうなと思った。