思っていたのとだいぶ違う映画だった。もう少し障害者施設内部が舞台の話かと思ったら、夫婦がメインの物語。
テーマやビジュアルの感じから話題作になりそうなのに上映館数が思ったより少ないのでなぜだろうと不思議だったけど、観て納得。細かい設定や問題提起を散りばめているんだけど、まとまりがなくてあれ必要だった？なシーンや人物が多かった。
そしてとにかく長かった。長すぎた。無駄(と感じる)シーンが多すぎる。そのくせ最後に決断するはずの寿司屋で敢えて結論を言わせないところとか、イラッとした。
障害者施設のリアルを見せたいのは分かるけど、虐待やイジメなどが実際にやまゆりで行われていたかのように映画で描いてしまうことに危険性を感じた。
他の部分はフィクションと分かるにしても、さとくんという名前や事件の部分に関しては割と事実に忠実に描かれていたのでなおさら。
あと被災地?のシーンとか月が出るシーンとか、今時珍しいほど明らかにCGと分かるカットがチラホラあったけど、低予算なのかな？それくらいお粗末だった。
