つ

月のつのネタバレレビュー・内容・結末

(2023年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

見終わってまず第1にさとくんみたいに「これ現実?」って思ってしまったのが最初の感想。 簡単な気持ち見るもんじゃないなかなかヘビーな2時間半。「せめて月を見てほしい」と紙芝居で作った月と殺人に使った月鎌、短編映画の夢が叶ったシーンと殺人のシーン。夢と現実のコントラストが激しくてなかなかきつかった。
相模原市の大量殺人事件が元になったらしく、当時職員が犯人だったことに衝撃受けたことを覚えてる。改めて映画を見て、もちろん殺人が許されるべきではないけど、さとくんの言葉を全面的には反論はできない。施設の現実を知らない側だからこそ当時ニュースを見た時に「どうして職員が?」って思ってしまったわけで綺麗事では済ませれないことがたくさんある。「本音で話して」とやたら本音や嘘にこだわる意味が最後までくるとよくわかる。
かなりリアルで目を背けたくなるし耳を塞ぎたくなるセリフもいっぱいあるんだけど、本当に見て良かった作品だった。
つ