TamikoYamasaki

月のTamikoYamasakiのレビュー・感想・評価

(2023年製作の映画)
3.3
観たかった作品だけど、
観ていて涙が出た。
ずっと泣いてました。

これは、
施設的にあり得ない。
お話としてわかりやすくしてるんだろう?

虐待って知ってるのかな?
所長さんと職員。

そりゃ、お話できないから
要求を伝えるために
噛みついたり
殴ったり
蹴ったり
引っ張ったり
物を投げたり
壊したり
暴れたり
便や尿撒き散らしたり
して伝えてくれる。
我が施設の利用者さんは。

私達は
毎日
傷だらけ
傷が化膿したり
服も破れる
骨もずれたり
ひびが入ったり
メガネや時計も壊れて
ボロボロですが、
なんとか
伝えたい事を読み取ろうと
頑張ってる。

しんどいって
思わないわけないし、
毎日、クタクタだけど
お互い意思の疎通ができた時は
とても嬉しいし
やりがいもある。

確かにお給料は
さとくんの言う通りだけど。

相手を尊厳する気持ちがない環境と
疲れと
心ない同僚の言動と
喜びを見出せない気持ち
そんな悪循環で、
そんな状態になったんだろう。

だって、
最初は紙芝居しようって頑張ってたのに。
とても残念。

この事件の後、
私たちは何度も研修を受けました。
TamikoYamasaki

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