Imymemine

月のImymemineのレビュー・感想・評価

(2023年製作の映画)
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重度知的障害者について漠然としか知らない私たち。語るのであればきちんと現実を見つめる必要がある。本人のこと、その家族のこと、介護者のこと、取り巻く人間とその実情。
ホラーめいた演出にヒヤヒヤしつつ、陽子とさとくんの思想発言の危うさにハラハラしつつ……と観ていて嫌な汗が出る作品だった。引きずるし重いしハイカロリー。

自身の子供と利用者を重ねる設定が良い。その場にいながらも無自覚に障害者から目を背ける洋子の描き方がよかった。
結局のところ、人間って周囲のために生きる必要があるのかも。

視聴後は考えることが多く呆然。
脚本は言うことなし、演者もすごい、ただ演出がなんか安っぽい。勿体無い。
でも点数は一旦なし。まず考えを整理したい。
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