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ダム・マネー ウォール街を狙え!のKUBOのレビュー・感想・評価

3.7
今日の試写会は『ダム・マネー ウォール街を狙え!』プレジデントオンライン独占試写会。

アメリカでは有名な「ゲームストップ株騒動」を描いた実話に基づく作品。

基本、庶民が大金持ちをぎゃふんと言わせる映画だから痛快でおもしろいんだけど、なにせ株式投資の話だし、テンポがすごい速いし、専門用語がわからないから、理解してたかと言えば、う〜ん、どうでしょう?😅

そういう意味では『マネーショート』見た後の読後感に似てる。

「空売り」して儲ける、とか、

「踏み上げ」とか(ググってもよくわからない😅)、

株価を意図的に上げたり下げたりするカラクリを知ってた方が絶対おもしろいんだろう。

物語はちょうどコロナ禍なんで、みんな神経質にマスクをしたり、登場人物にナースも出てくるけど「エッセンシャルワーカー」って敬意を表されたり、あの時代を思い出す。

実際、撮影もコロナ禍で行われていたので、たくさんの登場人物が出てくる群像劇ではあるのだが、全員は顔を合わせずにそれぞれのパート毎に撮影し、それを編集で一本の映画にする手法を取っている。でも当時はZOOMで会議するのが普通だったから、逆に自然に見えて、この時代特有の空気感を伝えている。

SNSやYouTubeなどを駆使して一般投資家の連帯を生み、巨大なヘッジファンドに一泡吹かせた通称「ローリングキティ」の大勝負。

株式投資のことをよく知ってる人はすごい楽しめるだろうし、よくわからなくても、それなりに楽しめます😅。

*日本株を空売りしてたアメリカ人投資家が本当に破産したそう。この映画の事件と同じことが今も現実に起こってる!
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