まずはあの『コワすぎ!』シリーズの新作が、劇場のスクリーンで観れることが純粋に嬉しい!
個人的にはシリーズ7作目の最終章で終わった物語であって、その後の『超コワすぎ』に関しては蛇足とまではいかないが、ある種のファンサービス的な作品として位置付けていた。
しかし、その後の白石作品に工藤、市川、田代の面影を見るたびに、どこかでまたあの3人が怪異に立ち向かう姿を望んでいた気もする。
そして、約8年の歳月を経て実現する事となった!しかし、8年という月日は長すぎた、、、
今作は『コワすぎ!』らしく、恐怖・笑い・感動あり、フェイクドキュンタリーを大きく逸脱する様なぶっ飛んだストーリーと、個性的なキャラクター達で往年のファンも満足いく内容にはなっている
これは個人的な我儘に近いのは自覚しているが、8年の間に大きく膨れ上がった期待を上回る事は無かったように思う
投稿映像はもっと荒い映像でグダグダしたリアルな物であって欲しいし
一目でヤバいと分かる人物や建物や小物類の美術も見たかったし
都市伝説という導入から深掘りした末に赤い女の正体に辿り着いて欲しかったし
何より女子供関係なくしばき倒す工藤の凶暴性が見たかった!
工藤の凶暴性に関しては今作の確信に迫る部分でもあるからきっちり描いて欲しかった
そんな個人的に満たしきれない部分もあるが、押さえるべき点はしっかり押さえてるからやっぱり観ていて面白いし、白石監督にはライフワーク的な作品として自分のペースで作り続けて欲しいと願う