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戦慄怪奇ワールド コワすぎ!のinazumaのレビュー・感想・評価

3.9
あの「コワすぎ!」を劇場で!
工藤&市川&田代を大スクリーンで拝めたことが何より嬉しかった!

冒頭で今回のターゲットは物理攻撃で対抗可能であることをまんまセリフで示され、工藤のバイオレンス魂が点火!🔥
敵は「赤い女」…だけではない?
工藤たちの目の前に現れるもう一人の敵がなんなのか明らかになったとき、本当の意味で本作がシリーズ集大成であることが分かります。同時に、たしかに"決着をつけなければならない"と納得することでしょう。注目です。

File-04以降にみられる「カメラ回しっぱなし戦法」が本作では更に更にパワーアップしております。一種のアトラクションとして楽しめるレベルまできてて、この感じは映画館でないと体感できないと思います。
カメラを止めるな!異界に入ろうが時空を飛び越えようが関係ねー!田代もとい白石監督の狂った映画愛がひしひしと伝わってくる。今回『カメラを止めるな!』ロケ地として有名な旧芦山浄水場を舞台としいることからも、白石監督から上田監督への挑戦?挑発?
上田監督!負けてらんないっすよ!

キャラクターについて。
今回も濃い~霊媒師軍団が出てきます。
鬼村には笑わせてもらった。「ハッキリ言うけどな!わからん」は本作でいちばん心に残った良いセリフ。
恐らくシリーズ最強であろう珠緒ですがあのギャルぶりには正直引いた。。
自分の命を顧みず、真面目に必死に工藤たちを守ろうとしたレジェンド霊媒師・真壁&道玄が大好きなのですが、このギャルが(恐らく)ボスなのかと思うと、なんとも複雑な気持ちになります。しかしこの女、実はFile-04では普通の人間で異界に取り込まれるも生還、前作の超File-02では蛇女に転生しており、どの世界線でも異界と深い関係を持つことから本作で最強霊媒師となっていることも納得しました。
赤い女は可愛くてビックリ。演じたのは女優さんではなくお化け屋敷スタッフだそうで笑。女優で全然いけるでしょ!

「なんじゃそりゃ!」なラスト&エンディング含め非常に楽しい作品でした。
…しかし、白石監督!正直これで終わられては死んでも死にきれない!
やっぱり過去作品のアレとかコレとか回収してほいですよ。。パンフレットの監督インタビュー読んで、難しいし、他にもやりたいことがあるという気持ちは分かりますが!また別の世界線でもいいのでなんとかお願いします!
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