ドラえもんがすきで映画は毎年観に行くのが通例になっています。今年も観てまいりました!!
今回のテーマは音楽。
世界から音、音楽がなくなったら?
日常で聞いている音すべてがメロディを奏でている。その音を失ってしまった世界はどんな世界なんだろう。
音楽はどうやってうまれたんだろう。
ひとりで、みんなで奏でる音楽の素晴らしさを教えてくれる素晴らしい作品になっていました。
全体としてとてもミニマムに纏まっているのに、非常に壮大なスケールなのが印象的でした。映画そのものが一曲の音楽のようで、流れるように始まり終わっていきます。この流れがわたしはすごく心地よかったのですが、見る方によっては抑揚を感じない、見せ場がないと感じるひともいるのかもしれません。
楽器をはじめて触ったときのドキドキ、うまく演奏できないジレンマ、誰かと演奏する喜びと難しさ、音楽、楽器をしたことのあるひとはすべての初めてを思い出して涙があふれるシーンがあったのではないでしょうか。
今回の作品ほドラえもんの映画のなかでも自分のなかではかなり上位にランクインする作品になりました。
個人的に山場となる、言い方悪いけれどお涙頂戴シーンがここ最近のシリーズには多く見られていたのですが、この作品にはそういうシーンがなく、淡々と進んでいくところがとても気持ちよかったです。
素晴らしい音楽と美しい映像で紡がれる物語。言葉で語らなくてもわかる、伝わるという想いが感じられました。