林ライス

ボブ・マーリー:ONE LOVEの林ライスのレビュー・感想・評価

ボブ・マーリー:ONE LOVE(2024年製作の映画)
3.6
映画全編で知らない曲は一曲も無い、スクリーンから知ってる曲が迫力ある音で流れてるだけでも楽しめました。
B級映画と思って見に行きましたが、思った以上にによく出来た感じ。
最後はあのシーンで締めるんだろうな、どう表現して映画を締めるんだろうと考えながら見ていましたが、ここも違和感なくまとめてました。
ボブマーリーはもとより、ちょい役で出て来るコクソンドッドやロンドンのパンクバンド・クラッシュまでそっくりな配役で、オーディションが大変だったと想像できます。
ただある程度、ボブマーリーやラスタファリズム、当時のジャマイカの状況を知らず知識ゼロだと、邦訳だけでは映画の細部の理解は難しいでしょう。
あと映画冒頭のジギーマーリーの「映画を楽しんでください」は淀川長治じゃないんだから完全に蛇足。