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ボブ・マーリー:ONE LOVEのxavierのレビュー・感想・評価

ボブ・マーリー:ONE LOVE(2024年製作の映画)
3.8
ひとつの愛が、世界を変えた…
1976年、対立する二大政党により国が分断されていたジャマイカ。国民的アーティストとなっていたボブ・マーリーは国内の政治闘争に巻き込まれ銃撃されてしまう。
だがその僅か2日後には「スマイル・ジャマイカ・コンサート」のステージに立ち8万人の観衆を魅了する。その後、身の危険を感じたボブはロンドンへ逃れ「20世紀最高のアルバム」と呼ばれる名盤「エクソダス」を発表、さらにヨーロッパツアーを敢行し世界的スターへとなっていく。その一方で母国ジャマイカは内戦の危機が迫っていた…
ストーリーはこんな感じ
今から観られる方は、ちょっと予習してから観に行った方がよく理解出来るかな。
伝記映画なんだけど、いきなりボブ・マーリーが国民的アーティストの頃から話が進んで行くので、たまに?ってなるかも…というかなります。
特に"ラスタファリ"って言葉が頻繁に出てきます。因みに"ラスタファリ"と言うのは
ジャマイカの労働階級と農民を中心に発生した宗教的思想の事で、これを実践している者を"ラスタ"と呼びます。まぁ、これぐらい頭に入れとくと大丈夫な感じかな。
ストーリーの方は1976年〜78年の間の話が中心になっていて、それの所々に過去のエピソードが絡んでいる感じになっています。個人的には、てっきり子どもの頃から演るものと思っていたので面食らいました
まぁ、だけどボブ・マーリーの小さい頃ってかなり悲惨な状態だったから多分、描かなかったのかも知れませんが…
後、ザ・ウェイラーズにはピーター・トッシュとバニー・ウェイラーという名だたるレゲエミュージシャンが居たんだけど、もう脱退した後の話だったので彼らの事もひとつも描かれず残念でした。

とストーリー的にはちょっとって所もあったんだけど、それを十分カバー出来るほど楽曲が素晴らしかった!"OneLove"や"No Woman,No Cry"などの耳馴染みのものから"Redemption Song"なども
楽曲は結構知っていたけど、歌詞の内容までは知らなかったから"こういう事を歌ってたんだな"って知れて良かったかな。

それにしてもボブ・マーリーを演じたキングズリー・ベン=アディ良く似てたわ!
ホンモノよりイケメンだったけど…
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