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ボブ・マーリー:ONE LOVEのSoulFoodKitchenのレビュー・感想・評価

ボブ・マーリー:ONE LOVE(2024年製作の映画)
3.7
思った以上にチャントした映画やった・・・😊
流石にジギー・マーリーがプロデュースだけあって、ボブ・マーリーのヒット曲以外の音源が豊富に使われてたのは良かったな〜🤩
ドルビーの為か重低音の迫力には満足した🔊
ほんで、ちゃんと歌詞も訳されてたのは親切やったな🥰
また、ジャマイカの協力もあってキングストンのロケもちゃんとしてたし「スタジオ・ワン」も出てきたのは嬉しかった😍
また、レゲエには欠かせないラスタマンによるナイヤビンギも描かれてたのは良かったな👍
ボブの狙撃未遂事件は知ってたけど、こうして当時のジャマイカの内戦状態に近い政治闘争と共に映像化されると危機感が迫ってきたな〜☹️

ボブのメッセージ性ばっかり強調されてレゲエの持つ音楽的構造の新しさが蔑ろにされるんやないかと思ってたから、スタジオのシーンは興味深かった🤨
特にボブが「ONE STEP」と言ってドラマのリズムを落とさせて「National Mystic」に入るところは興奮したわ〜😆
そして、クリス・ブラックウェルが連れて来たジュニア・マーヴィンが新規加入してメンバーにパーマ頭と揶揄われながらも彼のギターがバンドに新鮮な驚きを与えるとこも興味深かった🎸
彼のギターはロック過ぎるとコアなレゲエファンには不評やったりするけど、僕は現役時でのライブ版ではジュニア・マーヴィンの入った「バビロン・バイ・バス」のクールさの中の熱さみたいなのが好きやから、彼がちゃんとフュチャーされてたのは嬉しかった😘
そして、ボブのインスピレーションによって彼の歌に導かれる様に即興的にパーカッションが入り、そこにベースも加わってメンバーが音を付け足し、最終的にアイスリーズのコーラスも加わっての「エスソダス」が誕生する瞬間はコノ映画の一番のハイライトやろ・・・思わず鳥肌がたったワ〜🤩

ボブ・マーリーの場合は聖人として特に「愛と平和」の面が強調されるのは仕方無いけど・・・
リタ・マーリーとの夫婦間の不仲としては描かれてたけど、彼の中には「聖と俗」が両立し、それがボブの魅力で深さやったから、その辺は、やっぱり多少不満は残ったかな・・・😅

後、盛り上げる為か知らんけど、ハリウッド調の壮大なオーケストラを使った音楽はいらなかったな〜🤣

ラストの78年の「ワン・ラブ・ピース・コンサート」でのライブは一曲でも演奏してから終わって欲しかったな〜・・・😅

エピローグで入る実際の当時の取り憑かれた様に踊るボブのライブ場面と彼の肉声は、やはり圧倒的やった🤩
カリスマと言う言葉はボブの為にあるんやと思った、それが全てを語ってたかな・・・😘

いろいろ不満点も書いたけど十代の時に訳もわからずにボブの来日ライブに行って、今も彼を聴き続ける人間の愛するが故の、しょうもないグチやと思って聞き流してください😅

この映画でボブに興味を持った人には彼の音楽を今一度、聴いて欲しい🥳
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