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ボブ・マーリー:ONE LOVEのrebのレビュー・感想・評価

ボブ・マーリー:ONE LOVE(2024年製作の映画)
3.1
1976年、対立する二大政党により国が分断されていたジャマイカ。国民的アーティストとなっていた31歳のボブ・マーリーは、銃撃されるがその2日後コンサートのステージに立つ。
36歳で癌で亡くなるまでの、国際的知名度を高めた1976〜78年に焦点を当てた、マーリーファミリー全面プロデュースによるレゲエの神様の映画。
まぁ数年間だし、伝記映画というほどご大層なものではなかった。過去の回想はちょこちょこで出てくるけど。
知らなかったが、日本は“アジアにおけるレゲエ大国“と言われるほどレゲエの人気が高いらしい。
1979年には来日ツアーも行われ、東京と大阪の計5会場でライブもあったとか。
そんな沢山のファンの方には笑われちゃうかもだが、歌詞に出てくる“ラスタ“や“ジャー“とは何ぞやと、観ていてモヤモヤ。
帰って調べたら“ラスタファリズム“とはアフリカ回帰を願うジャマイカ特有の思想や運動のこと。
“ジャー“とはラスタで黒人を導く唯一神ヤハウェを指す言葉とか。
これは何とも大切なお言葉!
父親が白人だったことで、ボブは若い頃自身のアイデンティティに悩み、家族をほったらかしにした父を恨んでいたらしい。
本作でも肌の色を気にし、何度も父が馬に乗って現れるシーンが象徴的に出てくる。
またまたファンの方には申し訳ないが、本作でボブを演じたキングスリー・ベンアディルは本物よりカッコよかった。
でもドレッドヘアじゃない素の彼は、髭の濃いオッサンで、バービーにもケン役で出てたみたいだけど、なんかパッとしない。
ドレッドの方が断然似合うよ〜。
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