アレハ

ボブ・マーリー:ONE LOVEのアレハのレビュー・感想・評価

ボブ・マーリー:ONE LOVE(2024年製作の映画)
3.5
アーティスト伝記ものは私がそのアーティストのどういうとこを見たいか、作り手がそのアーティストのどこを重視してるかによって評価がかなり変わっちゃうなと改めて思った
なかなかボヘミアンラプソディを超える伝記映画が来ないんですけど、それもボヘミアンラプソディの見せたいものと私が見たいものが完全一致してただけの可能性ある
ワンラブは予告編の通り「どういう経緯でボブマーリーがレゲエの神様になったのか、なぜ名曲ワンラブが生まれたのか」みたいなとこと、予告編の通りワンラブを歌って会場の心が一つになり、ジャマイカに平和が訪れ…みたいなのを期待してたので全然違うやんけ!????てなってしまった
本人の子供とか孫とかその配偶者とかがゴリゴリに絡んでて「まぁそれはご存知の通り」みたいな前提で進んでくから、とくにどこにも感情移入できずに感動することもなくラストを迎えた
親族絡んでるからこそNGなとことかもいっぱいあったんだろうなと思うとやっぱそういうのはノイズにしかならんというか、アドバイザー的な立ち位置で留めてほしい
作り手側が一人の人間としてのボブ…みたいなのを見せたかったんだとしても、それはそれで描写が薄すぎると思う

でも音楽はもちろん最高だし、主演の顔がめちゃくちゃかっこいいし、あまり深く考えずに見てれば普通に楽しめる映画ではあった

伝記映画だらだら長くなりがちだけどこれは2時間もなくてそこも高評価ポイントです(その分ボブの描写薄くなったんだとしたらもっと長くしてもよかったのではとも思うけど…)

土曜の朝一で見てテラスでランチして15時頃に帰宅して窓開けて風感じながらワンラブ聞いてお昼寝したの、最高にチルい一日でした
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