原作未読。10年以上前に録画。
最初、キャストの豪華さと監督が好きな人だと気づいてわぁお！とテンションあがる。
でも、痛かった。いいお話だったよ。包帯で心を癒していくお話。そこに若さがあって、真剣で。
でも、やっぱり痛かった。多分、過去大きな挫折とかくやしさとか飲み込めない思いとかがそこまでなかった人には響かない作品かもしれない。
私の場合はさ、人から見ると些細な事。鬱になって、大学院に通えなくなって、将来の夢を諦める事になった。それだけ。それだけだけど、未だに心が痛い。もう一度院にと思っても、怖くて踏み出せない。またPC触るだけで動悸が起きるような事になったら？ フィールドに出るのに怖くなったら？ちょっと考えるだけでまだ怖い。そんな自分が嫌い。せめて思い通りにいかない時爪を剥ぐのを止めたい(これも一種の自傷行為なんだってさ)。
この映画みて、痛みと救いを見た時憧れた。私もいつか、いつか笑って過去を思い出せるようになりたい。
映画の感想じゃないね。ただの自分語りだ。前を向こう、次を見よう。
