“ナポレオンは、61の戦で将となり、味方300万人が戦死。キャチコピー通り、英雄か、悪魔か”
軍事訓練された8000人のエキストラを使った合戦シーン。十分迫力はあるが
やはり合戦映画の最高峰とも言うべき「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズを知る者としては、
ほんの多少、物足りなさを感じる。”それもそのばず”リドスコはあくまで、戦争を描きたかったのではなく、ナポレオンという”人間”を描きたかったのだろう。
人生を描くにしては短い。158分しかないので、何だか”ダイジェスト的な演出”
人間ドラマ、合戦シーンの割合は8対2、ぐらいだろうか。
終盤の、”ワーテルローの戦い”
左翼、中央軍、右翼、そして将の器、戦術、現代の戦争映画とは、また違った
魅力、ワクワク感があった。非常に興味をそそられた。
齢、86歳でこんな映画作れるの、すげぇよ。やっぱり俺は、巨匠スコセッシより、断然、リドスコ派。