キミシマユウキ

インビクタス/負けざる者たちのキミシマユウキのレビュー・感想・評価

3.5
長い投獄から解放され選挙にて大統領になったネルソン・マンデラは自国のアメフトチーム”スプリング・ボクス”な再興を考えるが…

第8代南アフリカ共和国大統領🇿🇦
第11代アフリカ民族会議議長
1993年ノーベル平和賞受賞✌️
!!ネルソン・マンデラ!!
が大統領になってからのアメフトチームとの交流を描いた伝記映画。
監督は名俳優兼名監督の
!!クリント・イーストウッド!!
マンデラ役は貫禄のこの人
!!モーガン・フリーマン!!
とりあえずマンデラ映画全て見るために鑑賞。


我が運命を決めるのは我なり、
我が魂を制するのは我なり


さてマンデラ鑑賞リレー最後は安定で確実な人間ドラマを作り上げるイーストウッド監督と”黒人の老人”役を演じさせたら右に出るものはいないモーガン爺による最強タッグだ。しかも彼らが組むのは3回目と来たもんだ!
アパルトヘイト政策によって隔離された白人と黒人の文化の違い等を言葉やわかりやすい差別シーンだけではなく、さり気ないスポーツの趣向の違い等で映し出す辺りはさすが職人の技!
例えば南アフリカ共和国自国の白人ばかりのチームを応援せずに他国の応援をする多数の黒人や、街のフェンス越しでアメフトをやっている白人に対してサッカーをやる黒人……などなどだ。
また、今作はマンデラの政策や人柄だけにフォーカスを置くのではなく、アメフトチームがメインで動くので政治臭い映画が嫌いな人もスポ根映画として楽しめる!
史実なので結果はわかりきっている事だが、最後に込み上げてくる熱い感情はスポ根映画ならではのカタルシスだ!

モーガン爺のマンデラは安定。
イドリスエルバ版の鋭さや攻撃性は身を潜め、「理想的な統治者」としての一面を強く押していたかな?そういう意味ではマンデラの人間性全てを出していたかと聞かれると微妙かも!
ただマンデラ本人から映画化の際彼に演じて欲しいと熱望されたのだとか。
アメフトチーム主将にマッド・デイモン。
うだつの上がらないリーダー役とかこの幸薄顔にピッタリですね(ディスる)
あとは売れる前の監督の息子ちゃんことスコットイーストウッドがコネ入社的な感じでチョイ役出演しております。

さすがにマンデラの映画三本も連続で見たのでアパルトヘイトと南アフリカ共和国🇿🇦については詳しくなれた、
がしかし!久々に2レビューへの反応が一切ないという悲しい感じになってしまったので皆さんネルソン・マンデラには興味が無いようです……(笑)

ネルソン・マンデラについて知りたい方、アメフト好き、そしてイーストウッド✖️モーガン・フリーマンの安定コンビを見たい方にはオススメの作品。