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火の鳥 エデンの花のRaiのレビュー・感想・評価

火の鳥 エデンの花(2023年製作の映画)
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はじめは何も無かった荒れ果てたエデン。
少しづつ作物が育ち、文明が芽生える。
しかし文明が進んでも咲くことがなかった花。

そんな土地に花が咲く。
エデンの花の意味がわかる時、
きっと見るものの胸を打つ。

・・・

面白かった...!!
まるで神話のような物語。

未開の地にたった2人で降り立つことから始まり、幾つもの困難を経て家族も増える。
愛する人と一緒に生きるため、彼女は長い眠りにつく。

目覚めたその時、世界は形を大きく変えていた。

人はどれだけ遠く離れた星でも
欲や愚かさからも逃れることはできない。
それでもの彼女は愛がすべての発端で、愛を持って人は生きる。
人は尊く、逞しく、強い生命力をもった存在であることを感じさせる。

人物の視点をリレーして長い年月を描き、壮大な宇宙と人間の成り立ちから滅びまで、すべてを包み込む。

遥かなる地球への望郷の念。
行き着いた先で感じる想い。

この火の鳥に込められたメッセージを噛み締めます。
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