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ママと娼婦 4Kデジタルリマスター版のSoulFoodKitchenのレビュー・感想・評価

4.4
ヒューマントラスト渋谷「ジャン・ユスターシャ映画祭」で見ました😊
なんと3時間37分や〜🤣
マリーと言うブティック経営者と、彼女に養ってもらってるヒモ男のアレクサンドルと、カフェでナンパした麻酔助手のヴェロニカの奇妙な三角関係の話。
女とカフェでタバコ吸ってお酒飲んで話して部屋でまたタバコ吸ってお酒飲んで話してセックスしてみたいな映画😁
アレクサンドルはナンヤカンヤ小難しい事言うて仕事もせずにマリーに世話になってるのに、街で軽そうな娘を見かけたらナンパするようなエエ加減な奴。
挙句にヴェロニカを含めた3人の共同生活が始まる。
ママみたいなマリーとセックスに自由奔放な娼婦の様なヴェロニカと3人同じベッドで寝てるし男からしたらハーレム状態で夢みたいな生活やん💕
口の上手い浮気男に惚れてしまい生活の面倒までみて「私がいなくなったら彼はダメになるとか」言うて別れられない・・・とかは、今でもよくある話や。
でも、アレクサンドルは、元々騙すつもりは無いし、男や言うんで偉そうにしないし、しかも3人共同生活やし、そこまで悪い奴にも見えへん・・・甘いかな😁
また、一見、自由に生きてる様に見えるヴェロニカは、アレクサンドルには初めて本気になった言うて、涙ぐんで「多くの男とセックスしたけど、それは無意味で、結局、愛とは好きな男と結婚して子供を産む事」とか言ってケッコウ保守的な考え方なのも面白い。
マリーは日頃からストーンズが好きでロックを聴いて酒飲んではタバコを吹かしてシッカリ者の姉御肌や。
でも、やっぱりアレクサンドルが好きで彼が出ていった部屋でシャンソン聴いて涙ぐんだりしてるからな〜😿
普段、ロック好きな女が酔ったら藤圭子を聴く様なもんかな・・・
今の娘には、わからへんわな〜🤣
アレクサンドルも最後には本気でヴェロニカを好きになって「結婚したい」とか・・・
ま、アレキサンドルは誰でもスグ「結婚してくれ」言うし、マリーの男が部屋に来る言うたら怒るし、正直言うたら正直やけど、自分勝手で信用なれへんけどネ・・・

ともあれ、カウンターカルチャーの影響から性の解放や自由な家族形態を模索しながらも愛や結婚を求めるのが愛おしくもある・・・

時代的に携帯のラインで済ますみたいなドライな時代や無くて、いちいちダイヤル式の電話やし掛かってくるの待ってたり「何時に電話して」とか、まだまだウエットな時代で、それもなんか懐かしいやな〜📞

監督の実体験が元になってるみたいやけど男の願望が入りまくりで、マッ、他人の、どうしようもない私生活を3時間以上覗き見してるみたいで面白かったな〜😻

難解な言葉も飛びまくってカフェ・ドゥ・マゴやしサルトルやしオシャレでフランス映画見たいうカンジやったな〜🇫🇷

気になったのが、マリーとアレクサンドルが見てた映画や。
何や、みんなロングヘアーで70年台ぐらいのファッションでロックが流れてて吸血鬼物みたいなアヴァンギャルドなヤツやけど気になる〜🧛
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