ママと娼婦 4Kデジタルリマスター版の作品情報・感想・評価

ママと娼婦 4Kデジタルリマスター版1973年製作の映画)

La Maman et la putain/The Mother and the Whore

上映日:2023年08月18日

製作国:

上映時間:219分

ジャンル:

4.2

『ママと娼婦 4Kデジタルリマスター版』に投稿された感想・評価

4.2
489件のレビュー

全てが停滞している。カフェ、ベッド、車へと場所を変えていくも変わり映えのしない日々の中で会話が行われる。男は女の前でひたすら語り続け、女はひたすら話を聞いている。全て取替可能のように聞こえる言葉たち…

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5.0
このレビューはネタバレを含みます

あーうるさいから始まったこの映画、自国の言語と容姿の優位性を認めたような自己愛性から、段々と止めどなく溢れ出る言葉やレオの控えめな身長がアレクサンドルの不安や恐怖、劣等感の現れなんじゃないかと思うよ…

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yoyoyo
-
長さを感じないし、あの画角で違和感が無いほど世界観が完成されていてすごかった

性に奔放なようで、本当に愛する男女の性を特別なものであると考えるヴェロニカの話は、何故か納得できるほど演技に矛盾が無かった

自由と無責任を履き違え詭弁を弄する夢想家の男と、それを許容する孤独な女達。成立しているのか、あるいは成立していないのか判然としない、曖昧な三者の関係。

空虚で膨大な台詞が積み重ねられることで、彼ら…

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映画の構造が文字通り皮肉そのものであってジャンユスターシュがただただ俳優という肉の塊を死体蹴りし続ける4時間だった。

自分の経験を再現することの重みが迫ってくる。個別の事象を漏らさず、例えばその女性のルーツの再現、きっと本当にメークが濃かったんだろうとか、メークをすればこの目だって見れるようになるわ、って本当に言っ…

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哲学とかじゃない、本能だね、これは。
進んでるようで進んでない3時間半。結果としてはちゃんと進んでる。
K0RE
4.3
結局人間ってこんなもんじゃない?
別にそれで良いんだよ
てか、それが良いんじゃん

かと言って諦めるつもりもないけどね

話自体はいかにもヌーヴェルヴァーグっぽいディプレイされた恋愛からプロポーズの時に嘔吐しちゃうような恋愛への移動というだけで(それが分かりやすすぎて残念)、3時間半かけて緻密に物語が進んでいくというも…

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情婦の情夫の情婦
愛憎の交点に過ぎない情夫

「愛への執着は死に通ずる」
「〇ね ナルシスト」
それでもビタミン"愛"を分け合いましょう

やっぱり長時間魅せてくれる映画は栄養満点

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