全てが停滞している。カフェ、ベッド、車へと場所を変えていくも変わり映えのしない日々の中で会話が行われる。男は女の前でひたすら語り続け、女はひたすら話を聞いている。全て取替可能のように聞こえる言葉たち…
>>続きを読むあーうるさいから始まったこの映画、自国の言語と容姿の優位性を認めたような自己愛性から、段々と止めどなく溢れ出る言葉やレオの控えめな身長がアレクサンドルの不安や恐怖、劣等感の現れなんじゃないかと思うよ…
>>続きを読む自由と無責任を履き違え詭弁を弄する夢想家の男と、それを許容する孤独な女達。成立しているのか、あるいは成立していないのか判然としない、曖昧な三者の関係。
空虚で膨大な台詞が積み重ねられることで、彼ら…
自分の経験を再現することの重みが迫ってくる。個別の事象を漏らさず、例えばその女性のルーツの再現、きっと本当にメークが濃かったんだろうとか、メークをすればこの目だって見れるようになるわ、って本当に言っ…
>>続きを読む話自体はいかにもヌーヴェルヴァーグっぽいディプレイされた恋愛からプロポーズの時に嘔吐しちゃうような恋愛への移動というだけで(それが分かりやすすぎて残念)、3時間半かけて緻密に物語が進んでいくというも…
>>続きを読む© Les Films du Losange