『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ』シリーズ第三弾！
ジェット・リー主演、ツイ・ハーク監督。
中国を代表する武術家のウォン・フェイホン。イー伯母との結婚を認めてもらうため、北京に住む父親の元を訪れる。そこでは、西太后が獅子舞武術トーナメントを開催しようとしていた。その大会の裏では、ロシアが李鴻章の暗殺を計画していた...。
ツイ・ハーク監督のケレン味が、最高潮に達した作品。前作『天地大乱』ではジェット・リーVSドニー・イェンの世紀のドリームマッチが実現した作品でした。
しかし、今作は強力なライバル不在だった為、若干尻窄みになりました。ジェット・リーのハイレベルなカンフースキル、獅子舞アクションを存分に堪能出来ます。また、鬼脚を演じたジャン・シンシンの存在感も見事！
クライマックスでは、中国紫禁城を舞台にした、獅子舞トーナメントが迫力満点！
ジャッキー映画でお馴染み、ロザムンド・クァンとジェット・リーとのラブストーリーや、活動写真ネタのギャグなど、見どころ満載の作品になっております。
ちなみに、今作の主人公ウォン・フェイホンは、実在した英雄であり、ジャッキー・チェンの伝説『酔拳』『酔拳2』は、若き日のウォン・フェイホンを描いており、香港映画においては、欠かせないキャラクターです。
ジェット・リーは、この後製作会社のゴールデンハーベストと、契約問題のゴタゴタで決別した為、パート4と5は不参加となり、復帰したパート6まで不在のままシリーズが続きます。
ジェット不在の作品は、かなり微妙となり、日本でもVHSのみでDVDすら発売されてません。パート4は走ってる馬をガチ殴りするなどの名シーンがあったのに...。
香港武侠映画大ブームのきっかけとなった名シリーズです！
