◎ 飛び飛びな編集やいつ終わるのかなあと焦らすような暗点を繰り返すところに気づいたらめちゃ引き込まれていた。
ヒロインふたりが上手くキュートに撮れている。横から撮影の何てことはない歩くショットが秀逸。夏のバカンス音楽も最高だ！
◎ 2024.4.22 再鑑賞@キネマノイ
1960年アルジェ戦争開始から6年後の世界。
忙しない社会とのんびり時間が進むバカンス。後半になるに連れてどんどん盛り上がる。前半の帰還した兄を交えてミシェルが疎ましく扱われる長い会話の場面は時事ネタを挟みながらかなのか好みだった。
兵役摘発前の前夜のダンスシーンでジュリエットのカメラ目線にグッとくるものがあった。見た感じはリリアンヌが好きだけど。
同時上映の'バルドー/ゴダール'でのモノローグにあったみたいに理屈で捉えることを拒否するような自然観、感覚世界が広がっていて自分の背中の羽が羽ばたいていくような陶酔に陥った。
◉ Les Baxter - どの曲名かはわからない。
明るいエキゾチックな音楽だが、彼方から響いてくる声でお別れが迫っている緊迫感もあって表現力の高さにビビってた。
